【12/10開催】何のための「マインドフルネス」や「リトリート」?──社会学者・山田陽子さんと”仕事とセルフケアをめぐるモヤモヤ”を語り合うワークショップ、参加者募集!
「いま私たちはどんな時代を生きているのか?」をアカデミアの知を頼りに探求するロ」では、アカデミアの知を社会に届ける取り組みの一環として、ワークショップへの参加者を募集します。
今回のファシリテーターは、「感情資本主義」の専門家として、パワハラ・メンタルヘルス・ライフハックといった仕事の問題を研究する社会学者・山田陽子さん。そんな山田さんと一緒に、"資本主義社会の仕事と感情にまつわるモヤモヤ”について語り合うワークショップを開催します。
現代において、仕事の能率や成果を高めるために、マインドフルネスやリトリートに取り組むことは珍しいことではなくなってきています。しかし、これは考えてみれば少し不思議な現象です。もともと社会生活から少し距離を取るための営みであるはずのマインドフルネスやリトリートが、社会生活における能率や成果を高めるために行われているこの状況に、ともするとモヤモヤする瞬間もあるかもしれません。
そこで今回は、仕事とセルフケアについて参加者の実体験での話を聞きながら考えていくワークショップを開催します。
・資本主義と仕事・感情に関して、社会学者と直接議論しながら理解を深めたい方
・仕事と「癒し」・セルフケアの間でモヤモヤを抱えている方
をはじめ、ご関心のある方はぜひフォームよりお申し込みください。
山田陽子さんからのメッセージ
本ワークショップでは、現代社会における仕事と感情、セルフケア、自己啓発について、社会学の観点から皆さんと一緒に考えます。
参考文献は、山田陽子『働く人のための感情資本論:パワハラ・メンタルヘルス・ライフハックの社会学』(青土社, 2019)、E.カバナス&E.イルーズ『ハッピークラシー:「幸せ」願望に支配される日常』(みすず書房, 2022)です。
とはいえ、事前に読む時間が取れなくてもまったくかまいません。デサイロでの私のインタビュー記事を読んでくださっていればOKです。最初に私がミニ講義をして、その後、皆さんと語り合う時間を持ちたいと思います。テーマにご関心のある方、日頃なんとなく抱いている疑問やモヤモヤを誰かと共有して考えを整理したい方、どうぞお気軽にお越しください。皆さんにお目にかかることを楽しみにしています。
対象となる方
・「マインドフルネス」や「リトリート」、「ウェルビーイング」にひも付くアクティビティに参加したことがある方
・職場や働く現場における「感情管理」やセルフケアについてモヤモヤを感じている方
・社会学の視点からいま私たちが生きている時代を考えてみたい方
開催日時・場所
12/10(土) 13:00-16:00@都内
参加費
無料
申し込み方法
こちらのフォームに必要情報を記入ください。ご入力いただいたメールアドレス宛に当日のご案内をお送りさせていただきます。
【お申込みフォーム】
https://forms.gle/u1ESwaVzeqAg5eyu9
注意事項
・ワークショップのなかで語られた内容は、匿名性を確保した上で、今後の研究プロジェクトのなかで資料として用いることがあります。その場合、改めて確認をとらせていただきます。
・8〜10名ほどの参加を想定しております。参加者が定員になり次第、募集を締め切らせていただく可能性があります。
・後日、個別のヒアリングのご相談をさせていただくことがあります。
■ Twitter:@desilo_jp
■ Instagram:@desjp
■ Discord:https://discord.gg/ebvYmtcm5P
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