【残り2週間!】人文・社会科学分野を取り巻く課題解決に向けて、クラウドファンディングを実施中
一般社団法人デサイロは「研究“知”とともに、次なる社会を探索する」というミッションの達成に向けて、文系学問を取り巻く課題解決に向けた支援者を募集。人文・社会科学分野における課題と機会領域を探る「リサーチレポート」の制作に向けて、クラウンドファンディングを実施しています。
■“文系学問"とともに「次なる社会」をつくる──人文・社会科学を取り巻く課題解決に向けた支援者を募集!(CAMPFIREページへ移動)
本記事では、残り2週間という区切りに、クラウドファンディング開始から現在に至るまでの取り組みをダイジェストします。
▼人文・社会科学を取り巻く課題マップの制作
人文・社会科学における人文・社会科学分野における機会領域を探るための第一歩として、デサイロでは「人文・社会科学を取り巻く課題マップ」を制作しました。
本マップはあくまでも、制作過程の仮説となっています。今後、マップをもとに識者や当事者の方々にインタビューを重ねることでアカデミアを取り巻く構造的課題の全体像を解き明かしていきます。
▼南了太さんによる「産官学連携」の寄稿
課題マップの監修者でもある南了太さんに、人文・社会科学領域の「産官学連携」について寄稿いただきました。
『人文社会系産官学連携 社会に価値をもたらす知』の著者である南さんは、文系学問の「産官学連携」について、6つの大学で15年以上実務に携わってきた知見をもとに体系化。これまで理工・生物系の学問を中心に進められてきた産官学連携が、人文・社会科学領域でも十分に価値発揮できることを明示しています。
参考記事:
■人文・社会科学系研究の「産官学連携」はいかにして可能か?──研究者のキャリアデザインを"統合型モデル"から考える(前編)
■人文・社会科学系研究の「産官学連携」はいかにして可能か?──研究者のキャリアデザインを"統合型モデル"から考える(後編)
「何の役に立つのかわかりづらい」……そう言われつづけてきた人文・社会科学分野の“有用性”を明確化することで研究を社会に活かし、研究者がキャリアデザインを考える礎となる「人文社会系産官学連携」モデルについて論じていただいています。
▼Twitterスペースにてトークイベントを開催
活況を呈する「人類学×ビジネス」。 具体的にいかなるシーンで、いかなる手法や知見が活かされているのか……その“実際”と展望について、アイデアファンドの大川内直子さんに伺った Twitterスペースを開催しました。
参考リンク:
■https://twitter.com/desilo_jp/status/1745381274297242109
アーカイブ録音も公開中ですので、リアルタイムで聴けなかった方も、ぜひ上記リンクからお楽しみください。
▼新たなミッションの制定
デサイロの活動開始から約1年を経て、デサイロではミッションを新たに制定しました。下記記事では、代表理事の岡田弘太郎が、2024年の展望をまとめています。
参考記事:
■研究“知”とともに、次なる社会を探索する──2024年、デサイロの展望
研究により生み出される知は、いま私たちが生きている時代を読み解く、あるいは社会がこれから直面する課題発見のための重要なリソース(資源)であるはず──。こうした視点に基づき、「いま私たちはどんな時代を生きているのか」を研究者とともに探り、そのなかで立ち現れるアイデアや概念を頼りに、来るべき社会の探索と構想を目指します。
また、そうした研究“知”を豊かにするために、大学、研究所、企業、行政、出版・メディア、そして生活者といった多様なステークホルダーと連携しながら、社会のコモンズとしての「研究」とそれを取り巻くエコシステムを支えていきます。
また、活動のアプローチを次の2つに整理することにしました。
1.研究者エージェンシーとして、研究者を伴走支援
アーティストやクリエイターの活動をマネジメント事務所がサポートするように、デサイロは人文・社会科学分野の研究者を伴走支援し、持続的な活動をサポートします。研究と社会の接点を探り、多様なステークホルダーと連携した研究“知”の活用や、アカデミア外に広がる研究者のキャリアデザインを支援します。
2.研究エコシステムを豊かにするためのプロジェクト展開
持続的な研究活動のための資金調達やキャリアデザイン、新しい研究評価の枠組みの検討まで──研究エコシステムを豊かにするためのプロジェクト組成や、調査報告レポートの作成に取り組みます。
▼2023年刊行の博士論文をまとめ
2023年の締めくくりとして、今年刊行された人文・社会科学領域の新刊書の中から、とりわけ博士論文をベースに書籍化したものに絞り、「いま私たちはどんな時代を生きているのか?」を考えるヒントをくれる17冊をピックアップしました。
参考記事:
■【2023年刊】人文・社会科学の博論書籍化リスト──デサイロが注目する17冊
▼クラウドファンディングを実施中
改めて、現在デサイロで行っている人文・社会科学を取り巻く課題解決に向けた「リサーチレポート」制作のクラウドファンディングは残り2週間です。ぜひ、引き続き活動をご支援いただけますと幸いです。
■“文系学問"とともに「次なる社会」をつくる──人文・社会科学を取り巻く課題解決に向けた支援者を募集!(CAMPFIREページへ移動)