【2024年8月刊】アーレントと黒人問題、ユク・ホイ新刊、サステナビリティの経済哲学……デサイロが注目したい人文・社会科学の新刊10冊
「いま私たちはどんな時代を生きているのか」──人文・社会科学領域の研究者とともにこの問いを探り、研究のなかで立ち現れるアイデアや概念の社会化を目指すアカデミックインキュベーター「デサイロ(De-Silo)」。
2024年8月に刊行の人文・社会科学領域の新刊書の中から、デサイロとして注目したい10冊をピックアップしました。
気になるタイトルがあれば、読書リストにぜひ加えてみてください。
1.芸術と宇宙技芸
概要(版元ウェブサイトより引用)
最新技術が世界を便利なだけのものとしていくハイデガーの言う「哲学の終わり」のなかで、新しい始まりを見いだすにはどうしたら良いのだろう? ユク・ホイはアートに着目し、西洋と中国の芸術から芸術形式を取りだし、新たな技術の思考を見いだそうとする。東浩紀氏推薦!
著者
ユク・ホイ (ユク ホイ) (著/文)
Yuk Hui/許煜
香港出身の哲学者。ロイファナ大学リューネブルク校でハビリタツィオン(教授資格)を取得。エラスムス大学ロッテルダム哲学教授。著書に『デジタルオブジェクトの存在について』(2016年、未邦訳)、『中国における技術への問い――宇宙技芸試論』(2016年、邦訳はゲンロン、2022年)、『再帰性と偶然性』(2019年、邦訳は青土社、2022年)など。その著作は十数か国語に翻訳されており、新著『機械と主権』が2024年にミネソタ大学出版局より刊行予定。2020年よりバーグルエン哲学・文化賞の審査委員をつとめる。
伊勢 康平 (イセ コウヘイ) (翻訳)
1995年京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程在籍。専門は中国近現代の思想など。著作に「観念と力動――牟宗三の『唯心論』再考」(『中国哲学研究』第33号)、「技術多様性の論理と中華料理の哲学」(『群像』2023年4月号)など。翻訳にユク・ホイ『中国における技術への問い――宇宙技芸試論』(ゲンロン)など。「webゲンロン」にて「料理と宇宙技芸」を連載中。
発売日
2024年8月1日
版元
春秋社
2.なぜ愛に傷つくのか 社会学からのアプローチ
概要(版元ウェブサイトより引用)
なぜ少なからぬ人が恋愛関係で苦痛を経験するのだろうか。近代における親密な関係性を形作る社会関係と制度のあり方、市場原理によるその支配を分析した金字塔的著作。
著者
エヴァ・イルーズ(Eva Illouz)(著/文)
ヘブライ大学社会学部教授、フランス国立社会科学高等研究院教授。
モロッコのフェズ生まれ、10代でフランスに移住。アメリカ合衆国ペンシルバニア大学で博士号を取得後、フランス、ドイツなどで要職を歴任。現代資本主義と感情とのかかわりから「感情資本論」を展開し、現代の感情社会学を牽引する存在である。邦訳書として、エドガー・カバナスとの共著『ハッピークラシー――「幸せ」願望に支配される日常』(2022年、みすず書房)があるほか、未邦訳の著作も多数。
久保田裕之(くぼた・ひろゆき)(翻訳)
日本大学文理学部社会学科教授。
群馬県・桐生市生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、劇作家・構成作家として活動。その後、国際基督教大学教養学部を経て、大阪大学大学院人間科学研究科修了。博士(人間科学)。専門は、家族社会学、福祉社会学、政治哲学。シェアハウスなど非家族的共同生活実践の経験的研究を軸に、親密性、ケア、共同性についての理論的研究を行う。主な著書に、『他人と暮らす若者たち』(集英社、2009年)、共著書に『結婚の自由――「最小結婚」から考える』(白澤社、2022年)、共訳書として、スーザン・M・オーキン『正義・ジェンダー・家族』(岩波書店、2013年)、監訳書として、エリザベス・ブレイク『最小の結婚――結婚をめぐる法と道徳』(白澤社、2019年)など。
発売日
2024年8月16日
版元
福村出版
3.挑戦するフェミニズム: ネオリベラリズムとグローバリゼーションを超えて
概要(版元ウェブサイトより引用)
フェミニズムは何と格闘し,何を獲得してきたのか。資本主義が変容した社会で今起きている新たな課題とは。労働と再生産,家父長制,ケア,国家と女性の権利などの論点を現代的視点で再考し,次の理論形成へ向けて,第一線の研究者が集結。渾身のメッセージ。
著者
上野 千鶴子 (ウエノ チヅコ) (編集)
東京大学名誉教授,NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長
江原 由美子 (エハラ ユミコ) (編集)
東京都立大学名誉教授
発売日
2024年8月17日
版元
有斐閣
4.消費者と日本経済の歴史-高度成長から社会運動、推し活ブームまで
概要(版元ウェブサイトより引用)
応援消費やカスハラなど、消費者をめぐるニュースが増えている。本書は、消費革命をもたらした一九六〇年代から、安定成長期やバブル、そして長期経済停滞までを消費者の視点で描く。生産性向上運動、ダイエー・松下戦争、堤清二とセゾングループのビジョン、セブン‐イレブンの衝撃、お客様相談室の誕生などを通し、日本経済の歩みとともに変貌していく消費者と社会を描き出す。
著者
満薗勇 (ミツゾノイサム) (著/文)
1980年千葉県生まれ.東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了.博士(文学).日本学術振興会特別研究員,立教大学講師などを経て,北海道大学大学院経済学研究院准教授.専攻は日本近現代史.
著書『日本型大衆消費社会への胎動――戦前期日本の通信販売と月賦販売』(東京大学出版会,2014年/政治経済学・経済史学会賞),『商店街はいま必要なのか――「日本型流通」の近現代史』(講談社現代新書,2015年),『日本流通史――小売業の近現代』(有斐閣,2021年),『消費者をケアする女性たち――「ヒーブ」たちと「女らしさ」の戦後史』(2022年,青土社).
共著『日本経済の歴史――列島経済史入門』(2013年,名古屋大学出版会)ほか.
発売日
2024年8月20日
版元
中央公論新社
5.サステナビリティの経済哲学
概要(版元ウェブサイトより引用)
経済学は複雑な現実をより総合的に捉え、より広い社会的公正を促進する方向に進化できるか。宇沢弘文を継ぐゲーム理論と情報の経済学の大家が、利己的動機や評判の形成といったアプローチのドグマをあばき、サステナビリティの視点から「新しい資本主義」と「新しい社会主義」というシステム構想を披露する。
著者
松島 斉 (マツシマ ヒトシ) (著/文)
1960年東京生まれ.
現在―東京大学大学院経済学研究科教授
専攻―経済学,ゲーム理論
著書―『ゲーム理論はアート――社会のしくみを思いつくための繊細な哲学』(日本評論社)
発売日
2024年8月22日
版元
岩波書店
6.イスラームにおける女性とジェンダー〈増補版〉: 近代論争の歴史的根源
概要(版元ウェブサイトより引用)
イスラーム社会における女性解放の歴史を古代から1990年代まで包括的に論じた旧版は、1992年に出版されるや、中東だけでなく世界のフェミニズムに大きな衝撃を与えた。その後エジプトでは革命が起き、ヴェールをまとう人が徐々に増えている。本書は旧版から30年間の社会の変化や研究動向を論じた「増補版に寄せて」と解説を加え、表記の一部に改訂を施した。本書のメッセージをより深く理解する助けとなるに違いない。
著者
ライラ・アハメド(Leila Ahmed)(著)
エジプト生まれ, イギリスで大学教育を終え, アラブ首長国連邦, アメリカ合衆国で教鞭をとる。マサチューセッツ大学正教授,ハーバード大学神学部宗教学科女性学教授を経て,2020年よりハーバード大学神学部特別教授。主著に『イスラームにおける女性とジェンダー』(本書, 1992, 増補版2021), A Border Passage: From Cairo to America-A Woman's Journey(1999, 増補版2012),A Quiet Revolution: The Veil's Resurgence, from the Middle East to America(2011)など。
林 正雄 (ハヤシ マサオ) (訳)
東京教育大学大学院文学研究科博士課程中退。英文学専攻。静岡大学名誉教授。論文:「ロレンスと自然」、「ハーディーのイエス像」ほか。
岡 真理 (オカ マリ) (訳)
東京外国語大学大学院外国語学研究科修士課程修了。現代アラブ文学、第三世界フェミニズム思想専攻。現在、早稲田大学文学学術院教授。著書:『アラブ、祈りとしての文学』、『ガザに地下鉄が走る日』ほか。
本合 陽 (ホンゴウ アキラ) (訳)
東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。アメリカ文学専攻、現在、東京女子大学教授。著書:『絨毯の下絵』、翻訳:ヴィダル『都市と柱』ほか。
熊谷 滋子 (クマガイ シゲコ) (訳)
津田塾大学大学院英文学研究科博士課程中退。社会言語学専攻。元静岡大学教授。論文:「女の文体の移り変わり」、「新聞の社会面をジェンダーで読む」ほか。
森野 和弥 (モリノ カズヤ) (訳)
上智大学大学院文学研究科博士後期課程中退。身体文化論専攻。現在、静岡大学教授。論文:「きれいになる身体」、「The Body of a Salesman」ほか。
竹村 和朗 (タケムラ カズアキ) (訳)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。博士。文化人類学,中東の法と社会。現在,高千穂大学准教授。著書:『現代エジプトの沙漠開発』,論文:「Squandering Marital Movables」ほか。
後藤 絵美 (ゴトウ エミ) (解説)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。現代イスラーム研究,ジェンダー。現在, 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教。著書:『神のためにまとうヴェール』, 翻訳:アミーン『アラブの女性解放論』ほか。
発売日
2024年8月23日
版元
法政大学出版局
7.韓国ドラマの想像力: 社会学と文化研究からのアプローチ
概要(版元ウェブサイトより引用)
韓国ドラマには何が託されているのか、社会のリアルと新たなつながりの想像
韓国ドラマは面白いだけではない。そこには、いま・こことは異なる社会の想像と創造のヒントが隠されている。2010年代以降にヒットした韓国ドラマを、経済格差、教育、国家権力、軍事、フェミニズムなど、多様な視点から社会学的に読み解く。ドラマ案内、韓国研究入門としても最適な一冊。
本書で取り上げる主な作品
『キミはロボット』『愛の不時着』『サバイバー 60日間の大統領』『酒飲みな都会の女たち』『静かなる海』『キングダム』『SKYキャッスル 上流階級の妻たち』『応答せよ』シリーズ、『シスターズ』『ザ・グローリー 輝かしき復讐』『補佐官』『秘密の森』『D.P. 脱走兵追跡官』『マイ・ディア・ミスター 私のおじさん』『グリーン・マザーズ・クラブ』『結婚作詞 離婚作曲』『椿の花咲く頃』
著者
平田 由紀江 (ヒラタ ユキエ) (著)
日本女子大学人間社会学部准教授。専門はメディア・文化研究,社会学。共編著に『韓国家族』(亜紀書房),『ソウルを歩く』(関西学院大学出版会),訳書に『韓国ポップのアルケオロジー 1960‒1970 年代』(月曜社)など。
森 類臣 (モリ トモオミ) (著)
1979 年生まれ。摂南大学国際学部特任准教授。専門は歴史社会学,ジャーナリズム論。著書に『韓国ジャーナリズムと言論民主化運動 『ハンギョレ新聞』をめぐる歴史社会学』(日本経済評論社)など。
山中 千恵 (ヤマナカ チエ) (著)
1972 年生まれ。京都産業大学現代社会学部教授。専門は社会学,マンガ研究。共著に『マンガ・アニメで論文・レポートを書く』(ミネルヴァ書房),共編著に『マンガミュージアムへ行こう』(岩波書店),『ソウルを歩く』(関西学院大学出版会)など。
発売日
2024年8月26日
版元
人文書院
8.アーレントと黒人問題
概要(版元ウェブサイトより引用)
黒人問題はアーレント思想の急所である
ユダヤ人としてナチ政権下で命の危機に晒された経験を持つアーレントが、アメリカでの黒人問題については差別的な発言・記述を繰り返したのは何故だったのか。「黒人問題は黒人の問題ではなく白人の問題である」と喝破する著者が、アーレント思想に潜む「人種問題」を剔抉する。
「私は、アーレントの思想をまるまる捨て去って、彼女にレイシストのレッテルを貼ろうとしているわけではない。アーレントは『起源』のなかで数々の難問を徹底して考え抜き、困難な時代と状況の意味を理解しようと試みている。多くの場合、彼女の探究方針は非常に有益かつ生産的なものだ。そこには全体主義の由来を帝国主義の暴力的な体制にまで遡った彼女の力量も含まれる。しかし同時に彼女の分析には大きな欠点も存在する。とりわけ、黒人やアフリカ人に対するレイシズムの問題に話が及んだ際にその欠点が露わになる。」
(5「来るべき崩壊への準備段階」より)
著者
キャスリン・T・ガインズ (キャスリン ティー ガインズ) (著)
哲学者・作家・講演者・起業家。「ガインズ」は旧名であり、2017 年にキャスリン・ソフィア・ベル(Kathryn Sophia Belle)に改名している。「黒人女性哲学者コレギウム(Collegium of Black Women Philosophers)」のファウンディング・ディレクター。元ペンシルヴァニア州立大学哲学科准教授。また学術誌Critical Philosophy of Race (CPR) を2013 年に創刊し、2016 年まで共編者を務めた。主な関心は、アフリカ系アメリカ人哲学・黒人フェミニスト哲学・大陸哲学(とくに実存主義)・批判的人種哲学など。本書のほか、共編著にConvergences: Black Feminism and Continental Philosophy (SUNY Press, 2010)、近刊にBeauvoir and Belle: A Black Feminist Critique of The Second Sex (Oxford University Press)。狭義の学術活動のほか、バランスの取れた自分らしい人生や自己実現に関するコーチング・ワークショップなどを実施する「ラ・ベル・ヴィ・アカデミー(La Belle Vie Academy)」を主催。ヨガ講師の資格ももつなど、多彩な活動を行う。
百木 漠 (モモキ バク) (訳)
1982 年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。関西大学法学部准教授。専門は政治思想史・社会思想史。著書に『アーレントのマルクス――労働と全体主義』(人文書院)、『嘘と政治――ポスト真実とアーレントの思想』(青土社)、『漂泊のアーレント、戦場のヨナス――ふたりの二〇世紀 ふたつの旅路』(慶應義塾大学出版会、戸谷洋志との共著)など。訳書に、ケン・クリムスティーン『ハンナ・アーレント、三つの逃亡』(みすず書房)。
大形 綾 (オオガタ アヤ) (訳)
1988 年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。日本学術振興会特別研究員(RPD)。専門は社会思想史。著書に『アーレント読本』(共著、法政大学出版局)。共訳書に、マリー・ルイーズ・クノット編『アーレント=ショーレム往復書簡集』(岩波書店)。
橋爪 大輝 (ハシヅメ タイキ) (訳)
1989 年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。山梨県立大学人間福祉学部准教授。専門は哲学・倫理学。著書に『アーレントの哲学――複数的な人間的生』(みすず書房)、『アーレント読本』(共著、法政大学出版局)など。共訳書に、ヤング=ブルーエル『ハンナ・アーレント――〈世界への愛〉の物語』(みすず書房)、ホワイト『メタヒストリー』(作品社)。
発売日
2024年8月28日
版元
人文書院
9.生/死をめぐる意思決定の倫理––自己への配慮、あるいは自己に向けた自己の作品化のため––
概要(版元ウェブサイトより引用)
<可能的自他関係における自己実現の倫理>を問う書
ケア倫理、フェミニズムの立場、それを批判しきれずにいる従来の議論を乗り越え、見逃されてきた主体を顕在化させることで「新しい死生の術」をここに再構築する!
• 小泉義之立命館大学名誉教授による推薦文
• 医療・ケアの場で、新しい死生術、すなわち、「人生の最終段階」における「人生の物語り」によるACP・共同意思決定がなされている。IC・自己決定の限界を超えて、生/死をめぐる倫理は変遷してきた。そこにケア倫理やフェミニズムも関与し、関係性や親密性としての(拡張)家族が顕在化してきた。その次第を批判的に検討し、多くの人間によって現に生きられ/死なれる倫理を、「つながっていない」者さえも生きる/死ぬ倫理を、分析して構成する初めての書である。
著者
秋葉 峻介 (アキバシュンスケ) (著/文)
1990年、埼玉県生まれ。専門は生命・医療倫理学、臨床倫理学、死生学など。
一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得満期退学。立命館大学大学院先端総合学術研究科先端総合学術専攻一貫制博士課程修了。博士(学術)。現在、山梨大学大学院総合研究部医学域基礎医学系総合医科学センター・講師
発売日
2024年8月30日
版元
晃洋書房
10.戦場のカント ――加害の自覚と永遠平和
概要(版元ウェブサイトより引用)
撫順戦犯管理所やアウシュヴィッツ収容所が人々に刻んだ経験。
それは、カントが訴えた〈永遠平和〉の意味を鮮烈に浮かび上がらせる
敵を赦せるか――
哲学者カントが訴えた〈永遠平和〉の眼目は、敵意が終わることにある。しかし、それは人間に可能なのか――。「撫順戦犯管理所」。中国で非道を為した日本兵たちがいた場所である。ここで中国人と日本人の間で起きた事態は、カントの理念の現実性を鮮烈なまでに突きつける。撫順を経た人々に加え、本書はアウシュヴィッツ収容所の帰還者やパレスチナ紛争の被害者の声にも耳を澄ませ、人が人を赦すことの意味を問う。人間の根底に光をあてた哲学的考察。
著者
石川 求 (イシカワモトム ) (本文)
1958年、北海道生まれ。北海道大学文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。東京都立大学名誉教授。博士(文学)。専門分野はドイツ近現代哲学。著書に『カントと無限判断の世界』(法政大学出版局、和辻哲郎文化賞受賞)、『世界市民の哲学』(共編、晃洋書房)、エルンスト・トゥーゲントハット&ウルズラ・ヴォルフ『論理哲学入門』(共訳、ちくま学芸文庫)ほか。
発売日
2024年8月16日
版元
筑摩書房
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