デサイロとして初のリアル拠点「Unknown Unknown」がついに開業【一般社団法人デサイロ活動報告:2026年1月】
「人文知とイノベーション」「学術知と出版」をテーマとしたイベント登壇から、知と文化のインキュベーション拠点の開業準備まで。2026年1月の活動報告と、2月の活動についてお知らせします。
■コラム
このニュースレターでも度々お伝えしてきましたが、2月7日に「知と文化のインキュベーション拠点 Unknown Unknown」が開業になります。拠点の構想自体が立ち上がったのは約1年半前なので、目の前に形あるものとして現れると非常に感慨深いものがあります。
2月7日と8日のオープニングイベントのチケットはほぼ売り切れてしまったのですが、残り1セッションは5枚ほどチケットが残っています。ご参加いただける方は、イベント当日にお会いできるのを楽しみにしております。
今後の拠点でのプログラムやイベントについても、定期的に本ニュースレターでお知らせしますので、楽しみにお待ちいただければと思います。(一般社団法人デサイロ代表理事・岡田弘太郎)
■1月の活動
声遊楽クロスダイアローグ 第6回
デサイロでは、JT D-LAB「心の豊かさ」研究のプロジェクト「声遊楽」の運営や対外コミュニケーションを支援しています。その一環として、声をめぐる問いについて、研究者・企業人・表現者が対話を重ねるシリーズ・「声遊楽」クロスダイアローグを開催しています。
声遊楽クロスダイアローグ第6回は「『声を聞く』とはどのような行為か?――声と聞き手の関係を探求する」をテーマに、日々、当たり前の営みとして流されがちな「声を聞く」という行為を、現象学・心理学・計算論的神経科学の視点を交差させて問い直し、声と聞き手の関係を以下の観点から掘り下げました。
配信のアーカイブは下記リンクからご覧ください。
「イノベーションのために人文知はどう活かせるか──『答え』のない時代に、事業の『問い』を立て直す」登壇
2025年1月23日(金)、イノベーション創出において人文・社会科学の知が果たしうる役割について考えるイベント「イノベーションのために人文知はどう活かせるか──『答え」』のない時代に、事業の『問い』を立て直す」に、デサイロ代表の岡田弘太郎が登壇しました。
これまでデサイロが取り組んできた「人文・社会科学分野の学知を起点としたイノベーションや社会変革」のアプローチを中心にお話させていただきました。
「若手研究者に求められるこれからの『出版』を考える:研究者と編集者の対話」登壇
2026年1月26日(月)、立命館大学大学院 先端総合学術研究科 パートナーシップ委員会企画イベント 「若手研究者に求められるこれからの『出版』を考える:研究者と編集者の対話」にデサイロ代表の岡田弘太郎が登壇しました。
「出版」という視点から、人文・社会科学分野の学知と社会の接点の多様化についてお話しさせていただきました。
Academic Insights #23を開催
人文・社会科学分野の知を頼りに、いま私たちが生きている時代や社会について考えを深めていくレクチャーシリーズ「Academic Insights」。1月は環境社会学者の藤原なつみさんをお迎えし、活発な議論が行われた場となりました。
■2月の活動
知と文化のインキュベーション拠点「Unknown Unknown」の開業/オープニングパーティの開催
一般社団法人デサイロは、知と文化のインキュベーション拠点「Unknown Unknown」を2026年2月7日に神保町でオープンします。
「Unknown Unknown」はイベントスペース、ギャラリー、バー、ライブラリーからなる複合施設であり、「2020年代」という時代の向かう先について考え、次なるイノベーションや社会変革の起点となる「知と文化の創造」を目指しています。
2月7日と8日には、「2020s」をテーマとしたオープニングパーティも開催。参加を希望される方は【こちらのページ】からお申し込みをお願いします。
◼︎概要
Unknown Unknownの開業に際し、2月7日と8日にオープニングパーティを実施します。2日間を横断するテーマは「2020s -2020年代考」です。一般社団法人デサイロでは2022年のプロジェクト発足時から一貫して「いま私たちはどのような時代を生きているのか?」を人文・社会科学分野の研究者の方々と探ってきました。そして、そのインサイトをイノベーション創出や新たなる社会制度の提案につなげるためのプロジェクト創出に取り組んできました。
今回のオープニングパーティでも、国際情勢や急速な技術進化などを背景に、私たちが生きる時代の現在地とこれからについて議論していきます。
DAY1のテーマは、「2020年代における知の可能性」です。人文・社会科学の知とイノベーション創出の関係性から、アカデミアと社会が共創する拠点のデザイン、ポストアメリカ世界の思想的基盤の構築まで、議論をしていきます。
DAY2のテーマは、「文化/知と場所の関係性」です。2020年代の東京で、いかにして「知と文化の磁場」を生み出すことができるのか。コロナ禍以降の東京におけるキープレイヤーの方々とともに、神保町の新しいカルチャー、都市における「知の拠点」の可能性、東京の文化的エコシステムという3つの視点から考えていきます。
声遊楽クロスダイアローグ 第7回
声遊楽クロスダイアローグ第7回は『声の「何を」「どのように」保存すべきか?ボイスアーカイブのあり方を考える』をテーマに、慶應義塾大学准教授で音と言葉の科学がご専門の高道慎之介さん、筑波大学助教でウェブ情報学がご専門の三原鉄也さん、株式会社プロダクション・アイジーでアニメアーカイブに取り組まれている山川道子さんをお迎えします。
Academic Insights
人文・社会科学分野の知を頼りに、いま私たちが生きている時代や社会について考えを深めていくレクチャーシリーズ「Academic Insights」。2月以降の開催形態に関しては続報をお待ちください。
■今月の1冊
『黒板とワイン もう一つの学び場「三田の家」』(著者:熊倉敬聡・望月良一・長田進・坂倉杏介・岡原正幸・手塚千鶴子・武山政直)
<内容(版元紹介より)>
大学と地域の連携を実践する
▼2006年秋から慶應義塾大学の有志教員および学生、三田商店街振興組合 (東京都港区)が共同運営する一軒家のコミュニティスペース「三田の家」。
かつて存在した大学と地域社会との交流を新たなかたちで生み出そうという試みであるとともに、都市部の地域社会において、大学がどのような役割を担えるかを考える実践の場である 「三田の家」の記録。
▼「三田の家」の4年間にわたる様々な活動について、実際に運営に関わった大学教員・学生・商店街関係者から紹介するとともに、大学と地域商店街との新しい関係の可能性を提言しました。
<一言コメント>
先述のUnknown Unknownでは、私の個人蔵書が3,000~4,000冊ほど並ぶ予定なのですが、今回拠点をつくる上で参照した本を、特集棚で紹介しています。ピックアップした一冊が、「三田の家」に関する本でした。
私の在学時には終了していたのですが、かつて慶應義塾大学 三田キャンパス付近に「三田の家」という一軒家のコミュニティスペースがありました。曜日替わりで慶應義塾大学の先生方がマスターをして、そこで研究会をしたり、地域に開かれた活動をしたり。
私個人の関心として「短期的な経済価値につながりにくい実践を、都市のなかでいかに持続可能にするか?」があり、多くのヒントをもらえる一冊でした。Unknown Unknownの運営においても、「三田の家」のような実践を2020年代に都市のなかで行なうにはどうすればいいか?を思索しつつ、実践していければと思います。(岡田弘太郎)
■プロジェクトのご依頼・ご相談について
デサイロでは、さまざまな企業・大学向けに以下のようなソリューションを提供しています。協業についてご検討いただける方は、お気軽にお問い合わせください。
1.Academic Incubation|企業・大学の研究/実装プロジェクトのインキュベーション
2.Research & Consulting|“研究”知を起点とした企業変革支援
3.Co-Creation & Space Design|“研究”知を起点とした共創の場づくり















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