【1/26開催】「サステナブル」はなぜ難しいのか? 「持続可能な消費」をめぐるジレンマ──環境社会学者・藤原なつみ【Academic Insights #23】
レクチャーシリーズ「Academic Insights」の最新回、申し込み受付中。1/26(月)19時30分より開催の第23回は、環境社会学者の藤原なつみさんが登壇。
「いま私たちはどんな時代を生きているのか」──。人文・社会科学領域における「概念」や「アイデア」をよすがに、社会が直面する課題を読み解くレクチャーシリーズ「Academic Insights」。
「サステナブル」が謳われる商品はますます増える一方で、実際には価格や利便性などの観点から、そうした商品が普及・定着しているとは言い切れないのが現状でしょう。そんな「持続可能な消費」の難しさに、私たちは日々直面しています。
これまでその背景については、消費者の知識不足や、価格重視の姿勢、あるいは環境意識の低さといった、個人の「意識」の問題として語られがちでした。
しかし、環境社会学者の藤原なつみさんは、その停滞の要因を個人の内面に求めるのではなく、消費者を取り巻く社会構造や、生産者との相互作用のプロセスから問い直します。藤原さんの著書『サステナビリティの隘路: 「持続可能な消費」の実現はなぜ難しいのか』では、消費者が抱える葛藤を単なる「わがまま」や「怠慢」として切り捨てるのではなく、多忙な日常や複雑な評価軸の中で生じる「構造的なジレンマ」として可視化しています。
消費者に一方的に「責任」を押し付けるのではなく、かといって企業の論理だけでも完結させない。持続可能な消費を築くための「協働」はいかにして可能なのでしょうか?
今回のレクチャーでは、藤原さんの研究をもとに、消費、とりわけ食をめぐるジレンマの正体を解き明かしていただきます。消費者、企業、消費者団体などさまざまなステークホルダーの視点を行き来し、有機農業や細胞性食品など近年の事例にも目配せしながら、企業と消費者が「責任」を分かち合うための新たな関係性のヒントを探ります。
サステナビリティ推進に携わる実務家の方はもちろん、日々の「買う」「食べる」という行為に漠然とした居心地の悪さを感じているみなさんと一緒に、これからの「食と消費のあり方」をじっくりと考えたいと思います。
■イベント日時
2025年1月26日(月) 19:30〜21:30@Zoom
※後日アーカイブ動画の視聴リンクもお送りいたします。
■チケット価格
一般参加:1,980円(税込)
De-Silo Online Membershipメンバー:無料
■イベント参加申し込み
一般購入:【こちらのリンク】よりチケット購入をお願いします。
注意事項
※一般参加チケットは、上記のPeatixページよりチケットをご購入ください。
■タイムテーブル
19:30-19:35:イントロダクション
19:35-20:20:藤原なつみさんによるレクチャー
20:20-21:20:ディスカッション/参加者からのQ&A
21:20-21:30:ラップアップ/次回予告
■登壇者プロフィール
藤原 なつみ(フジワラ・ナツミ)
九州産業大学グローバル・フードビジネス・プログラム准教授。名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程修了。博士(環境学)。専門は環境社会学、主な研究テーマは持続可能な食の消費。著書『サステナビリティの隘路―「持続可能な消費」の実現はなぜ難しいのか』(新泉社 2025年)ほか。
■モデレータープロフィール
小池真幸(こいけ・まさき)
De-Silo 編集統括。編集者。人文・デザイン・暮らしといった領域を中心に、研究者やクリエイターと協働しながら、ウェブメディアから紙媒体まで幅広くメディアづくりやコンテンツ制作に携わっています。最近の活動場所:PLANETS、designing、DIG THE TEA、MIMIGURIなど。2025年7月、横浜・白楽にて書店など「bookpond」開業。
■主催:一般社団法人デサイロ
一般社団法人デサイロは、人文・社会科学分野の研究者と協働するインディペンデントな研究所/シンクタンクです。研究支援、自社レーベル/メディアの運営、コンサルティングサービスの提供、研究と多分野のかけ合わせによるプロジェクト創出などを通じて、「知の創造と流通」を支えていきます。
■お問い合わせ
プログラムへのお問い合わせについては、下記メールアドレスにご連絡ください。
De-Silo事務局
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