【全日程・登壇者公開&第1回告知】研究者・企業人・表現者による対話シリーズ「声遊楽」クロスダイアローグ
声をめぐる問いについて、研究者・企業人・表現者が対話を重ねるシリーズ・「声遊楽」クロスダイアローグ。その全日程・登壇者が公開、第1回の詳細も情報解禁。
デサイロが運営パートナーを務める、日本たばこ産業株式会社(以下、JT)のコーポレートR&D組織・D-LABの活動の一つである「声遊楽プロジェクト」。声を題材に、未来の人間らしさを起点とした「心の豊かさ」の可能性を探究・発信する本プロジェクトにおいて、研究者・表現者・企業人が集って議論・探究を行う対話シリーズ「声遊楽クロスダイアローグ」の全日程・登壇者が公開、第1回の詳細も情報解禁となりました。
「声遊楽」クロスダイアローグ全日程・登壇者
声をめぐる問いについて、人文社会系・理工系それぞれの研究者、声で人々に働きかける表現者、声による価値提供を目指す企業人が交じり合って対話を行い、「声」を題材に「未来の人間らしさ」「心の豊かさ」について多様な観点から問い続けていきます。
第1回
シリアスレジャーとしての「声遊楽」プロジェクト──研究からの文化創造を構想する
日時:2025/8/25(月) 20:00 - 21:40
登壇者:杉山昂平、バーチャル美少女ねむ、岡田弘太郎、林大輔
第2回
公共の場における「声」はいかに設計・実装されるべきか?
日時:2025/9/29(月) 18:00 - 19:30
登壇者:浅川香、稲畑伸一郎、岡部晋典第3回
「私の声」はどこまで拡張し、いかなる影響を及ぼすのか?
日時:2025/10/24(金) 18:00 - 19:30登壇者:柳田耀、國見友亮、セイ・クイーン
第4回
なぜ「女性声優の少年声」は魅力的なのか?人間の技術の魅力を探求する日時:2025/11/28(金) 18:00 - 19:30
登壇者:石田美紀、丸島歩、林大輔
第5回
「声」に誰を見るのか?声とキャラクター、声のバーチャル性を考える日時:2025/12/22(月) 18:00 - 19:30
登壇者:明渡隼人、永田大輔、松本大輝
第6回
「声を聞く」とはどのような行為か?声と聞き手の関係を探求する日時:2026/1/30(金) 18:00 - 19:30
登壇者:上村卓也、田中章浩、堀内彩虹
第7回
声の「何を」「どのように」保存すべきか?ボイスアーカイブのあり方を考える
日時:2026/2/17(火) 18:00 - 19:30登壇者:高道慎之介、三原鉄也、山川道子
第8回
音声技術をめぐる倫理的・法的・社会的課題
日時:2026/3/29(日) 15:00 - 17:00登壇者:小岩井ことり、標葉隆馬、中村泰貴、森勢将雅
第1回:シリアスレジャーとしての「声遊楽」プロジェクト──研究からの文化創造を構想する
「声遊楽」プロジェクトはいかなる活動体であろうとするのか? 声を“遊び”と“学び”の両面から探究するプロジェクトの全体像と問題意識を共有し、「シリアスレジャー」の観点を踏まえ、そのあり方と展望をディスカッションする。
■日時
2025年 8月 25日 (月曜日)
20:00~21:40
■場所
YouTube配信(全編無料)
▶▶▶YouTubeでのご視聴はこちら
■登壇者
・杉山昂平(すぎやま・こうへい)
大妻女子大学社会情報学部専任講師。博士(学際情報学)。専門は余暇研究、メディア研究、学習科学の学際領域。趣味を知識や経験によって深化する「シリアスレジャー」として捉え、習い事教室のレッスンからYouTubeのハウツー動画まで、趣味をめぐって形成される学習文化を研究している。共編著に『「趣味に生きる」の文化論:シリアスレジャーから考える』(ナカニシヤ出版)がある。
・バーチャル美少女ねむ
VTuber / 作家。黎明期の仮想世界で生きる「メタバース原住民」にして、その文化を伝えるエバンジェリストとして配信・調査・執筆活動を行っている。2017年から美少女アイドルとして活動している自称・世界最古の個人系VTuber。『メタバース進化論』(2022年、技術評論社)で「ITエンジニア本大賞2023」を受賞。MoguLive VTuber Award 2023では「今年最も輝いたVTuber」に選出された。
・岡田弘太郎(おかだ・こうたろう)
一般社団法人デサイロ代表理事。一般社団法人B-Side Incubator代表理事。『WIRED』日本版エディター。クリエイティブ集団「PARTY」パートナー。2022年、人文・社会科学分野の研究者を中心とした独立研究所/シンクタンクである一般社団法人デサイロを設立し、産官学の多様なステークホルダーとの連携によるプロジェクト創出や知の拠点づくり、研究者とアーティストの協働によるアートフェスティバルのプロデュースなどを行う。1994年東京生まれ。「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」選出。
・林大輔(はやし・だいすけ)
専門はヒトの知覚・認知・感性に関する実験心理学。博士(心理学)を取得後、東京大学特任研究員、愛知淑徳大学助教を経て、2019年4月に日本たばこ産業株式会社(JT)入社。たばこ事業部の基礎研究所で研究開発に従事したのち、2024年10月からJTのコーポレートR&D組織であるD-LABに所属し、「心の豊かさ」という価値の多角的研究に取り組む。人間が好きで、アニメや芝居や声優やVTuberも好き。
「声遊楽プロジェクト」について
「声遊楽プロジェクト」は、声を題材に、未来の人間らしさを起点とした心の豊かさの可能性を探究・発信しています。
ポップカルチャーなどにおける人間の声の技術や、音声合成・声質変換などの工学技術の発展は、「自己と他者」「話者とキャラクター」「人間と機械」などの境界を曖昧にしており、様々な問いを喚起しています。
このプロジェクトでは、アカデミアの研究者だけでなく、声で人々に働きかける表現者や、声による価値提供を目指す企業人などの視点も取り入れながら、人文社会系と理工系を合わせた学際研究や、声にまつわる問いや研究知見を広める活動に取り組んでいます。
プロジェクトの詳細は公式サイトからぜひご覧ください。
「声遊楽」公式サイト:
https://seiyugaku.jp