「AIナラティブ」から、「立ち止まれる社会」「ことばと美」まで──【Unknown Unknown 4月のイベントまとめ】
デサイロが運営する知と文化のインキュベーション拠点「Unknown Unknown(UU)」の開業から、早くも2ヶ月あまりが経過しました。3月19日には話題の「三省堂書店 神田神保町本店」のリニューアルオープンもあり、それ以降近所の人通りが目に見えて増えた印象です(ちなみに、UUは同書店のすぐそばにあります)。
さて、今月からUUで開催予定のプログラムやイベントをまとめてお知らせするニュースレターを、毎月配信いたします。気になるイベントがあればお気軽にお申し込みいただき、ぜひUUへ足をお運びください。
今月18日と19日には、全国の出版社が神保町で新本・新刊を中心に販売する「春の神保町ブックフェスティバル」も開催されます。この春ならではの神保町の賑わいも、ぜひ直接感じていただきたいです。(Unknown Unknown マネージャー 栗村智弘)
3月のイベント振り返り
In-House Researcher’s Meetup Vol.1
一般社団法人デサイロでは、人と社会を探索するインハウスリサーチャー/企業内研究所のためのコミュニティ「In-house Researcher’s Hub(インハウスリサーチャーズ・ハブ)」を立ち上げ、コミュニティイベントとなる「In-House Researcher’s Meetup Vol.1」をUUにて開催しました。
今後も定期的に「Meetup」を開催予定ですので、コミュニティに関心をお持ちいただけた方はぜひご参加ください(「In-house Researcher’s Hub」の詳細はこちらから)。
▼イベント当日の様子
Unknown Unknown OPENDAY
通常はイベントや展示開催時のみの営業となるUUですが、皆様からのリクエストにお応えし、施設内で自由にお過ごしいただける「OPEN DAY」を開催しました。3,000冊以上の蔵書が並ぶライブラリーで本を手に取り読んだり、バーカウンターでドリンクを飲んだり、居合わせた方と交流したり。今後も不定期で開催予定ですので、次のご案内をお待ちください。
4月のイベント開催予定
4月にUnknown Unknownで開催されるイベントをご紹介します。
Academic Insights
■「AIナラティブ」の解剖──AIのリスクと未来社会を語り直すために
デサイロでは2024年8月より、気鋭の研究者の皆様とともに「いま私たちが生きている時代」あるいは「社会がこれから直面する課題」を読み解いていくレクチャーシリーズ「Academic Insights」を、オンラインを中心に継続的に開催してきました。
今後は、Unknown Unknownでの対面開催を中心としながら、研究者および各領域のエキスパートの皆様とともに議論し、より多様な視点から「いま私たちが生きている時代」あるいは「社会がこれから直面する課題」について深めるシリーズ・場として、様々なテーマを継続的に展開していきます。
今回のAcademic Insightsでは、『「AIリスク」の解剖――決定と責任を社会学的に考える』を刊行したばかりの社会学研究者・AIガバナンス協会理事の佐久間弘明さん、『現代社会を生きるための AI×哲学』の共著者のひとりであるメタサイエンスコミュニケーターの丸山隆一さんをゲストにお招きし、以下のような視点について議論を深めていく予定です。
「AIリスク」をめぐる語りを、どのようなフレームワークで捉えることができるのか
直近で注目を集めたAIリスクのトピックを「解剖」してみる
AIのリスクや可能性に関する外来のナラティブを相対化し、自分たちのフレームをもつために何ができるのか
AIを「つくる」わけではない私たちが「AIについて語る」ことの意義は何か
研究と実践の両側から AIの最前線に向き合うおふたりと、「ナラティブ」をキーワードに来たるべきAI社会について考えます。ぜひ議論に加わっていただければ幸いです。
【開催日時】4月9日(木) 18:30~20:30
【定員】30名
【タイムテーブル】
18:30-18:40:イントロダクション
18:40-19:10:佐久間さん、丸山さんからレクチャー
19:10-20:00:ディスカッション/参加者からのQ&A
20:00-20:30:Meetup
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その他のイベント
Unknown Unknownでは、デサイロ以外の団体が主催するさまざまなイベントも開催されます。詳細は各イベントの告知ページをご覧ください。
■あいまい会議 Vol.2 ~ことばと美~
【イベント概要】
「あいまい会議」は、曖昧さを切り口に、研究者・表現者・実践者・参加者が対話を通じて思考を深めるトークイベントシリーズです。
第2回となる今回は「ことばと美」をテーマに、ことばはどのようにして美を生み出すのか、そして、ことばがもつ余白や曖昧さが、どのように私たちの美的体験を広げてきたのかを探ります。俳句・翻訳・研究という異なる実践を横断しながら、田中 慶子さんと黛 まどか さんの専門家同士のクロストークに加え、参加者とのインタラクティブな対話を通して、ことばと美の関係を立体的に考える場を目指します。
【日時】4月6日(月)17:30-19:30
【主催】研究コミュニティ「あいまいと」
代表:櫃割仁平 (ひつわりじんぺい)
ヘルムートシュミット大学ポスドク研究員 (日本学術振興会海外特別研究員)。京都大学教育学研究科博士後期課程修了。博士 (教育学)。専門は感情心理学,経験美学。美や感動のメカニズムに興味を持ち,特に日本的な題材 (俳句,書道,雅楽・舞楽,いけばななど) を題材に心理調査・実験,脳機能計測などを行っている。現在は,美的感性の文化差を検討するため,ドイツにて研究活動を行っている。日本学術振興会第14回育志賞・令和5年度京都大学総長賞受賞。ポッドキャストプラットフォームVoicyにて,毎日心理学の論文を紹介中。
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■社会にOSレベルの文化的変容をどう起こすか?── 「立ち止まれる社会」の実現における人文知の可能性を探る
【イベント概要】
テクノロジーや効率化が進んでも、時間や心の余白が増えたとは感じにくい。気づかないうちに、情報の多さ、比較の連続、漠然とした不安に影響されて、「立ち止まりたくても立ち止まれない」感覚が日常になっていないでしょうか。
「立ち止まれる社会」プロジェクトは、JTのコーポレートR&D組織D-LAB、システミックデザインファームButterfly Lab、そして編集デザインファームinquireが共同で進めるリサーチからトランジションデザインへとつなげる活動です。
私たちは、この「立ち止まれなさ」の背景に、成長・競争・不足を前提とした社会の深層的な原理「欠乏OS」があるという仮説を立て、そこから「豊かさOS」への移行、文化的変容を起こすための道筋を探っています。
フィールドワークやリサーチなどを重ねる探究活動を通じて見えてきたのは、この「文化的変容」を起こすうえで人文知──哲学、歴史学、人類学、社会学などの知──が不可欠であるということです。
今回は、人文・社会科学分野の研究者と協働し、その知を起点とした新たなる社会制度の提案やイノベーション創出に取り組むアカデミックインキュベーター/シンクタンクである一般社団法人デサイロが2026年2月に神保町にオープンした知と文化のインキュベーション拠点「Unknown Unknown」を会場にお借りし、代表の岡田 弘太郎さんをゲストにお呼びしてトークイベントを開催します。
人文知には、私たちが無意識的に受け入れている「常識」を問い直す力を持っています。「なぜ私たちは走り続けているのか」「どうすれば立ち止まれるのか」──この問いに関心を持ち、社会実装に向けた取り組みに関心のある方と出会い、ともに考える時間にしたいと思います。
【日時】4月15日(水)19:00-21:30
【主催】「立ち止まれる社会」プロジェクト
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■AI時代の人間らしさを考える 『AIという名の鏡』出版記念イベント
【イベント概要】
AIが当たり前の存在となった現代における「人間らしさ」について、情報学、技術哲学、倫理学の専門家が集まり、議論を繰り広げるイベントです。
私たちはいまや、日々の生活や仕事のあらゆる部分をAIに頼っています。やがてAIは人間を超える「知性」をもち、AIが担う領域はますます広がっていくとも言われています。それは、人間の生きる価値や意義を揺るがすほどに。
AIによって行動が無意識に促され、思考や判断の主導権をテクノロジーに委ねてしまいかねない世界で、私たち人間はAIとどう向き合っていけばいいのか。人間とAI、ひいてはテクノロジーとの関係を捉え直すために、まずは「私たち人間とは何か? 『人間らしさ』とは何なのか?」を一緒に考えてみましょう。
【日時】4月17日(金) 19:00~21:00
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その他のお知らせ
「Unknown Unknown」のレンタル利用について
Unknown Unknownでは、トークイベントや研究会、ワークショップ等を目的としたイベントスペースのレンタル利用を受け付けております。詳細は、以下の特設ページよりご覧ください。
▶▶▶「Unknown Unknown」レンタル利用の詳細はこちら
プロジェクトのご依頼・ご相談について
Unknown Unknownを運営するデサイロでは、さまざまな企業・大学向けに以下のようなソリューションを提供しています。協業についてご検討いただける方は、お気軽にお問い合わせください。
1.Academic Incubation|企業・大学の研究/実装プロジェクトのインキュベーション
2.Research & Consulting|“研究”知を起点とした企業変革支援
3.Co-Creation & Space Design|“研究”知を起点とした共創の場づくり
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