複雑な社会課題・ビジネス課題をいかにして解くか? 新たなるイノベーション創出手法「システミックデザイン」入門講座【2/10開催:アーカイブ有】
地球温暖化の進行や国際情勢の不安定化など、私たちが直面する課題はより複雑化する一方、企業にも事業活動を通じた社会課題の解決が求められるようになってきました。
そうした背景のもと注目を集めているのが、新たなるイノベーション創出手法である「システミックデザイン」です。「システミックデザイン」とは、複雑な社会システムや環境問題、組織の課題などに対して、関係性に着目して根本的な変革を目指す手法です。社会の課題が複雑化し、その解決のために多様なステークホルダーとの共創が求められる2020年代において、「デザイン思考」と「システム思考」を融合させた本手法への期待が寄せられています。
システミックデザインの手法には、「システムそのものを動かす、システムレベルでの変革を目指す」「複数の介入策を戦略的に構成するポートフォリオをつくり、多様なステークホルダーでの連携を促す」などの特徴があり、以下のような課題を抱える企業・行政関係者が取り入れるケースが出てきています。
企業経営において「社会性」と「経済性」の両立が求められるなかで、自社がどのような社会課題に今後対応していくべきか、中長期的なありたい姿を描けていない
自社のビジネスを循環(サーキュラー)型にシフトしたいが、その方法がわからない
「社会性」と「経済性」の両立というテーマを、研究企画におけるロードマップ策定や、研究開発に反映できていない
社会の課題が複雑化するなかで、従来のデザイン手法ではイノベーション創出に限界があると感じている
社外との共創やオープンイノベーションの仕組みを検討しているが、対象とすべき課題やプログラム設計に難しさを感じている
グローバルで、本手法は「国連開発機構(UNDP)とユニリーバ・パキスタンによるゼロプラスチック都市へのシステム変革プロジェクト」、「フィリップス社による新興国ヘルスケア施設整備」、「ノルウェーの省庁横断による、運転免許更新サービス改⾰プロジェクト」などで活用されています。国内においても2023年の『システミックデザインの実践』の翻訳書刊行以降、複数の製造業、またその他の事業会社で本手法の活用が始まっています。
慶應義塾大学ではいま注目を集める「システミックデザイン」の方法論を活用し、社会性と経済性を両立する21世紀型企業へのシフトを支援する「慶應システミックイノベーション・センター(Center for Systemic Design & Innovation, Keio)(仮称)」の設立に向け、2025年12月から活動を開始しました。
本プロジェクトは、サービスデザイン/システミックデザインの第一人者であり、『システミックデザインの実践』の監訳も務めた慶應義塾大学経済学部・武山政直教授を中心に、一般社団法人デサイロが企画・運営面で協力。慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)傘下のプロジェクトとして、学術研究と社会実装を横断する研究・社会実装プラットフォームとして活動します。
活動の特徴としては、次の三つが挙げられます。
世界的に注目を集める「システミックデザイン」の研究開発&社会実装
先述のように世界的に注目を集めるイノベーション創出手法「システミックデザイン」の方法論を活用することで、企業の課題解決に貢献します。慶應の学知を集結し、課題解決に貢献
慶應義塾大学には、さまざまな産業分野における課題解決につながる研究に取り組む研究者が多数在籍しています。テーマに応じて最適な研究者の方が活動に参画します。複数産業にまたがるマルチステークホルダーでの課題解決
複雑な課題の解決に取り組むためには、他産業のステークホルダーも含めた共創が欠かせません。本センターがハブとなりながら、そうした企業同士の共創を促進します。
この度、2026年2月10日(火)の17時より、イベント「複雑な社会課題・ビジネス課題をいかに解くか? 新たなるイノベーション創出手法『システミックデザイン』入門講座」を開催。武山教授に「システミックデザイン」のレクチャーをしていただきます。
また今後、本手法を起点としたさまざまな企業との共創やイノベーション創出を促すべく、「気候変動 × 都市」をテーマとしたコンソーシアムの設立も準備しております。本セミナーでも、コンソーシアムの概要や参加要件についてもお伝えします。
社会性と経済性を両立する新たなる事業機会を探索している皆さまや、システミックデザインの手法及びコンソーシアムに関心のある方はぜひご参加ください。
複雑な社会課題やビジネス課題の解決に取り組む皆さま、またシステミックデザインに関心をお持ちの方、ぜひご参加ください。
▶︎▶︎▶︎お申し込みはこちらから
https://forms.gle/E5nK93gx7wWUhCHw9
■日時:
2026年2月10日(火)17:00-18:00
※リアルタイムでご参加いただけなかった方には、アーカイブ動画を送付予定です。「説明会には参加できないがアーカイブを視聴したい」という方もお申し込みください。
■スケジュール:
17:00-17:05:開場・イントロダクション
17:05-17:35:武山政直教授による「システミックデザイン」に関するレクチャー
17:35-17:45:「気候変動 × 都市」をテーマとするコンソーシアムのご案内
17:45-18:00:Q&A
■開催方法:
オンライン(Zoomミーティング)
■参加費:
無料
■ 対象:
・事業開発にシステミックデザインの手法を活かしたいと考えている新規事業開発、研究企画・開発部の方々
・会社の中長期的な方針に手法を活かしたい経営企画部の方々
・新たなるイノベーション手法の導入に関心のあるビジネスパーソン
・システミックデザインの手法を業務に活かしたいと考えている事業会社のデザイナー
・今後設立予定の「気候変動 × 都市」をテーマとしたコンソーシアムに関心のある方
■ スピーカー:
武山政直(たけやま・まさなお)
慶應義塾大学経済学部教授/デザインストラテジスト。慶應義塾大学経済学部卒業。Ph.D.(カリフォルニア大学)。慶應義塾大学環境情報学部助手、東京都市大学准教授を経て、慶應義塾大学経済学部准教授(2003)、同教授就任(2008)。経済地理学、マーケティング論、行動科学を応用したサービスデザイン手法の研究や産学共同プロジェクトを推進中。
Service Design Network 日本支部共同代表。ACTANT 共同創業者。
■モデレーター
岡田弘太郎(おかだ・こうたろう)
一般社団法人デサイロ代表理事。2022年、人文・社会科学分野の研究者を中心としたシンクタンクである一般社団法人デサイロを設立し、産官学の多様なステークホルダーとの連携によるプロジェクト創出や知の拠点づくり、企業向けのコンサルティングサービスの提供などを行なう。「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」選出。慶應義塾大学在学中は武山政直研究会に所属し、サービスデザインを専攻。
■主催:
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)は、2016年11月に、学部・研究科横断的な全塾的研究組織として設置されました。KGRIは、一学問領域や一国・地域におさまらない学際的、国際的連携研究を推進し、その研究成果を国内外へ発信するとともに、さらなる連携研究を促進することを目的としています。この目的を達成するために、KGRIには、外部資金やKGRI内助成により、40を超えるセンターやプロジェクトが設置され、基礎研究からグローバルな社会課題の解決を目指すものまで、さまざまな研究が進められています。
公式サイト:https://www.kgri.keio.ac.jp/index.html
■運営サポート:
一般社団法人デサイロ
人文・社会科学分野の研究者とともに次なる社会を形づくる思想やアイデアを生み出すシンクタンクです。学術知を起点としたプロジェクト創出などを通じて、「知の創造と流通」を支えていきます。本プロジェクトでは、企画・運営パートナーを務めます。
公式サイト: https://de-silo.xyz/




