【初のハイブリッド開催】第8回:音声技術をめぐる倫理的・法的・社会的課題——小岩井ことり、標葉隆馬、中村泰貴、森勢将雅/無料@日本科学未来館【声遊楽クロスダイアローグ #8】
声遊楽クロスダイアローグ#8 は、3/29(日)15時よりハイブリッド開催(YouTube配信あり)。音声技術に関するスタートアップの代表、音声工学の研究者、声優、ELSI/RRIの研究者を迎え、音声技術の社会実装における倫理的・法的・社会的課題を議論する。
声をめぐる問いについて、人文社会系・理工系の研究者、声で人々に働きかける表現者、声による価値提供を目指す企業人が交じり合って対話を行い、「声」を題材に「未来の人間らしさ」「心の豊かさ」について多様な観点から問い続けていく「声遊楽クロスダイアローグ」。
今回のテーマは「音声技術をめぐる倫理的・法的・社会的課題」です。
フェイク音声やプライバシーの侵害、声の無断生成──。急速に進化する音声合成・声質変換などの技術は、利便性や創造性を広げる一方で、社会への実装局面で多くの懸念や摩擦・葛藤を生みつつあります。音声技術を社会実装するにあたり、「声の権利」をどのように守り、いかに問題に対処していけばいいのでしょうか。
ELSI(倫理的・法的・社会的課題)とRRI(責任ある研究・イノベーション)の観点から論点を可視化し、研究者・表現者・企業人がそれぞれの知見や現場経験にもとづいて、音声技術と社会のよりよい関係を探ります。
今回のクロスダイアローグでは、音声技術に関するスタートアップの代表、音声工学の研究者、声優、ELSI/RRIの研究者を迎え、以下のような観点から議論を深めます。
音声技術が社会実装されるにあたって、考えるべき倫理的・法的・社会的課題(ELSI)とはどのようなものか?
課題や懸念、摩擦・葛藤が生じた際に、あるいは生じそうな時に、どのように対処していくのがよいのか?
人間の声の技術と音声工学技術とのよい関係はどのように実現されうるのか?
音声技術の研究段階から/において留意すべき点は何か?
表現者の人間の声の技術に対するリスペクトと、音声技術を活用した事業の成長はいかにして両立しうるのか?
音声技術の社会実装におけるRRI(責任ある研究・イノベーション)を実現するために産官学民(営利/非営利法人、表現者、国/自治体、大学/研究機関、一般ユーザー)それぞれが果たすべき役割は?
研究者・企業人・表現者が入り混じり、技術と社会の“間”に生じる課題を起点に、これからの音声の未来をどのように設計していけるのかを探る対話の時間となります。
また今回は、日本科学未来館にて、本シリーズ初のハイブリッド開催となります(YouTube同時配信)。会場内では、声遊楽プロジェクトの「声体験コンテンツ」や、登壇者の小岩井ことりさんがCVを務めるキャラクター・No.7を搭載した対話型AI 「Picto STAND」の展示・体験も予定していますので、ぜひ皆さま現地にてご参加ください。
▶▶▶現地参加(無料)のお申し込みはこちらのPeatixページから
■登壇者
・中村泰貴(なかむら・たいき)
Parakeet株式会社代表取締役。
専門はテキスト音声合成と音声変換技術。
東大院・情報理工 修士課程に在学する傍ら起業し、現在4期目。
同大学院 猿渡・齋藤研究室博士課程 3年次在籍(休学中)。
エンタメ領域の法人向けに音声合成プロダクトを多数展開。
・森勢将雅(もりせ・まさのり)
明治大学総合数理学部専任教授.博士(工学).
音声信号処理を中心に,音声分析,合成,デザイン,知覚等の音声情報処理研究に従事.現在は,音声コーパスの構築法と合成音声を活用したビジネスモデルの研究や,
歌声合成に向けた芸術言語歌詞の自動生成に関する研究に取り組んでいる.
音声情報処理に関する技術指導やアドバイザ業務も実施している.
・小岩井ことり(こいわい・ことり)
声優、作詞家、作曲家。MIDI検定1級、講師資格も所持。声優としてTVアニメやゲームなど幅広く活躍する一方、作詞作曲家としてのメジャーデビュー作品では、オリコンアニメアルバムランキングで1位を獲得。全人口の2%のみが入ることの出来る高IQ団体であるMENSAの会員。「のんのんびより」宮内れんげ、「原神」雲菫。「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」天空橋朋花、「ぼっち・ざ・ろっく!」PAさんほか多数。
・標葉隆馬(しねは・りゅうま)
京都大学大学院生命科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)。総合研究大学院大学
助教、成城大学准教授、大阪大学准教授を経て、現職。先端科学技術をめぐる倫理的
・法的・社会的課題 (ELSI) の分析、メディア分析、コミュニケーションデザイン、政
策分析などを組み合わせながら、「責任ある研究・イノベーション(RRI)」の視点を踏まえた科学技術ガバナンスに関わる研究を進行中。主著に『責任ある科学技術ガバナンス概論』(ナカニシヤ出版 2020)、編著に『ELSI入門-先端科学技術と社会の諸相』(丸善出版 2025)、他論文多数
■イベント日時
2026/3/29(日)
15:00~17:00
(現地開場:14:30/会場内において対談イベントの前後で声体験が可能です)
■場所
日本科学未来館 7階 コンファレンスルーム木星
〒135-0064 東京都江東区青海2丁目3−6
※YouTubeでの同時配信(全編無料)
■参加費
無料@日本科学未来館&オンライン配信
▶▶▶現地参加(無料)のお申し込みはこちらのPeatixページから
※日本科学未来館の常設展・ドームシアターへの入場には別途料金が必要です。
■「声遊楽プロジェクト」について
「声遊楽プロジェクト」は、声を題材に、未来の人間らしさを起点とした心の豊かさの可能性を探究・発信しています。
ポップカルチャーなどにおける人間の声の技術や、音声合成・声質変換などの工学技術の発展は、「自己と他者」「話者とキャラクター」「人間と機械」などの境界を曖昧にしており、様々な問いを喚起しています。
このプロジェクトでは、アカデミアの研究者だけでなく、声で人々に働きかける表現者や、声による価値提供を目指す企業人などの視点も取り入れながら、人文社会系と理工系を合わせた学際研究や、声にまつわる問いや研究知見を広める活動に取り組んでいます。
プロジェクトの詳細は公式サイトからぜひご覧ください。
「声遊楽」公式サイト:https://seiyugaku.jp
【De-Siloでは会員制コミュニティ「De-Silo Membership」を運営中です】
人文・社会科学分野の研究者とともに、多様なプロジェクトを生み出すアカデミックインキュベーターであるデサイロは、2025年3月より会員制コミュニティ「De-Silo Membership」の運営しています。
De-Silo Membershipは、「研究“知”とともに次なる社会を構想する」をテーマとした会員制コミュニティです。第一線で活躍する研究者の方々によるレクチャーやディスカッションなどを通じて、新たなる知が生まれる現場をともに体感いただけるような場所を目指します。
本メンバーシップに加入いただくと、「Academic Insights」シリーズやアーカイヴ動画を視聴いただけます。




