10/23,30開催!対談講座シリーズ「人はなぜ音楽するのか」音楽人類学入門 最新回:ゲスト 相田豊 by 西浦まどか【FILTR x De-Silo】
人文・社会科学分野の研究者を伴走支援する「デサイロ アカデミックインキュベーター・プログラム」第1期の採択者・西浦まどかによる対談講座シリーズ最新回のチケット販売がスタート。
人文・社会科学分野の研究者を伴走支援する「デサイロ アカデミックインキュベーター・プログラム」第1期(以下、AIP)の採択者である、文化人類学者・西浦まどかさん。
このたびデサイロは、オンラインをベースに新しい知を獲得し、共に学ぶ人たちと繋がれるこれからの学校の形を目指すあたらしい学びの空間「FILTR」とコラボレーションし、文化人類学者・西浦まどかさんによる対談講座シリーズ「人はなぜ音楽するのか」最新回を開催します。
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■趣旨
最近、どんな「音楽」をしましたか?
楽器や歌が趣味という方だけでなく、暮らしの中でつい口ずさんでしまう鼻歌や、聞こえてきた音楽にふと体を揺らしてしまうこと……人は赤ちゃんから老人まで、みんなが何らかのかたちで「音楽」をします。
それではなぜ、人は音楽するのでしょうか。
お腹が満たされるわけでも病気が治るわけでもないのに、世界中どこでも人は歌ったり踊ったり楽器をかきならしたりしている――これはなぜなのでしょうか。
近年TikTokなどで見られる、「一般人」たちが踊る熱狂――これはどこから来るのでしょうか。何が私たちを駆り立てるのでしょうか。
この講座はこうした、人間にとって音楽がどのようなものなのか、音楽はどのような力があるのか、(あるいはどのような限界があるのか、)という問いを、受講者の皆さんと深堀りすることを目指します。 事前の知識や経験の有無は問いません。
東京藝術大学で音楽学を学び、東京大学で文化人類学を学んできた講師が、最新の音楽人類学の知見も紹介しながら、皆さんのディスカッションをナビゲートします。
そして今回は、音楽家に弟子入りをされた3年半の経験を通してボリビアの人にとっての「孤独」や日本社会にとっての「つながり」とは何かを考えてきた相田豊さんをゲストにお招きします。
ボリビアの音楽家の考え方を通して、音楽と孤独のつながりについて一緒に考えてみませんか。
■講座の内容
・第1回
ゲスト-講師対談:音楽の孤独とつながり――ボリビアのフォルクローレ音楽家から考える」
ゲスト講師の相田豊さんとの対談を生配信します。 ボリビアの人々の「孤独」への向き合い方や音楽との関わり方を教えてもらいながら、音楽と孤独の関係性について考えていきます。本講座の受講者は、随時質問やコメントを投げかけることができます。
・第2回
受講者-講師ディスカッション:
これまでの講義やゲストとの対談を振り返りながら、あらためて「人はなぜ音楽するのか」を受講者全員で考えます。
■講座開催日時(全2回)
・10/23 対談 19:00~20:30
・10/30 振り返り 20:00~21:30
※ Zoomを利用し、全てオンラインで行います。
■講座の特徴
・初心者向け
・対話型 講師の話を一方的に聞くのではなく、チャットやブレイクアウトルームを使う参加形式で進みます。
■講師について
西浦 まどか
玉川大学 非常勤講師(文化人類学・日本語表現101)。2016年に東京藝術大学音楽学部(音楽学)を卒業後、2018年に東京大学大学院 修士課程(文化人類学)修了。2021年-2022年・2023年-2024年にハーバード大学 客員研究員。2024年に東京大学大学院 博士課程(文化人類学)修了見込み。「人はなぜ『音楽』をするのか」を根源的な問いとして、2016年に映画『LISTEN リッスン』に出会ったことなどをきっかけに、「ろう者と音楽」の関わり、言語と音楽の根源的な関係に関する研究を始める。ろう者の出生率が遺伝的に高い、インドネシアのブンカラ村にて、文化人類学的なフィールド調査を行っている。
相田 豊
上智大学特任助教。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専門は、文化人類学・ラテンアメリカ地域研究。大学在学時にボリビアのフォルクローレ音楽に出会って、その魅力のとりこになり、ボリビアに住んで音楽家に弟子入りをする。この時の3年半の経験をもとに、ボリビアの人にとっての「孤独」とは何か、日本社会にとっての「つながり」とは何かを考えている。著書として『愛と孤独のフォルクローレ』(世界思想社より、2024冬に出版予定)を準備している。