【2025年11月刊】ビジネス人類学、集団の創造性、ナショナリズムとは何か……デサイロが注目したい人文・社会科学の新刊17冊
一般社団法人デサイロ(De-Silo)は、『研究“知”とともに、次なる社会を構想する』を理念に、人文・社会科学分野の研究者とともに次なる社会を形づくる思想やアイデアを生み出すシンクタンクです。
2025年11月に刊行の人文・社会科学領域の新刊書の中から、デサイロとして注目したい17冊をピックアップしました。
気になるタイトルがあれば、読書リストにぜひ加えてみてください。
1.日本と台湾の移民政策
多文化共生社会の形成に向けて
概要(版元ウェブサイトより引用)
少子高齢化や人口減少、外国人労働者受け入れという共通の課題をもつ日本と台湾の移民政策の動向を、一部韓国の政策も参照しつつ論じる。さらに、介護、教育、福祉の各分野で日台の比較を行い、日本の多文化共生社会の形成に向けた統合政策の課題を浮き彫りにする。
著者
山脇 啓造(編著)
明治大学国際日本学部 教授。専門:移民政策、多文化共生論。
主な著作:『多様性×まちづくり インターカルチュラル・シティ――欧州・日本・韓国・豪州の実践から』(共編著、明石書店、2022年)、『自治体職員のためのインターカルチュラル・シティ入門』(共編著、欧州評議会、2021年)、『新・多文化共生の学校づくり――横浜市の挑戦』(共編著、明石書店、2019年)など。
日暮 トモ子 (編著)
日本大学文理学部 教授。専門:比較教育学、教育思想史。
主な著作:『アジア教育情報シリーズ 1巻 東アジア・大洋州編』(共編著、一藝社、2021年)、藤原文雄編『世界の学校と教職員の働き方――米・英・仏・独・中・韓との比較から考える日本の教職員の働き方改革』(第2部第5章、第3部第5章、学事出版、2018年)など。
発売日
2025/11/1
版元
明石書店
2.民主的理性 上・下
みんなで決める政治の正しさ
概要(版元ウェブサイトより引用)
少子高齢化や人口減少、外国人労働者受け入れという共通の課題をもつ日本と台湾の移民政策の動向を、一部韓国の政策も参照しつつ論じる。さらに、介護、教育、福祉の各分野で日台の比較を行い、日本の多文化共生社会の形成に向けた統合政策の課題を浮き彫りにする。
著者
エレーヌ・ランデモア(著)
2008年にハーバード大学でPh. D.取得後、現在はイェール大学政治学科教授、およびイェール大学社会・政策研究所ファカルティ・フェローを務める。政治理論を専門とし、民主主義理論、政治認識論、AI倫理・政治などの領域で顕著な業績を有する。オックスフォード大学AI倫理研究所の特別リサーチ・フェロー、およびOpenAI社における「AIへの民主的インプット」プログラムのアドバイザーも務める。主な著作として、Open Democracy: Reinventing Popular Rule for the Twenty-First Century (Princeton University Press, 2020)、およびDebating Democracy: Do We Need More or Less? (Oxford University Press, 2022, with Jason Brennan)がある。また、共編著作として、Collective Wisdom: Principles and Mechanisms (Cambridge University Press, 2012, with Jon Elster)、およびDigital Technology and Democratic Theory (The University of Chicago Press, 2021, with Lucy Bernholz and Rob Reich)がある。
発売日
2025/11/4
版元
勁草書房
3.戦争と平和の倫理学
概要(版元ウェブサイトより引用)
戦争での殺人はなぜ許されるのか。そして正しい戦争はありうるのか。自衛や人道的介入から、テロリズム、ドローン、戦後処理等の最新の論点まで網羅し、正戦論と戦時国際法を問い直す複雑な議論を豊富な事例とともに分かりやすく解説。平和的解決か、それとも戦いへの備えか。答えを出す前に、まずは手にとるべき戦争倫理の入門書。
著者
ヘレン・フロウ(著)
2007年にレディング大学でPh.D. 取得後、現在はストックホルム大学の実践哲学教授および同大学の戦争と平和の倫理センター所長を務める。専門は道徳哲学および政治哲学であり、主に戦争や自衛行為、そして援助行為の哲学的側面を主題とする学術論文を刊行している。単著としてDefensive Killing. Oxford University Press.2014。How We Fight: Ethics in War. Oxford University Press. 2014(Gerald Lang との共編)やThe Oxford Handbook of Ethics of War. Oxford University Press.2018(Seth Lazar との共編)の編者でもある。
発売日
2025/11/4
版元
勁草書房
4.ビジネス人類学の教科書[第2版]
概要(版元ウェブサイトより引用)
マーケティング、消費者行動、デザイン人類学、組織人類学など、人類学の各分野の広範な知と豊富な研究・調査事例を総合した、コンパクトで便利な入門テキスト、初の邦訳!
著者
アン・ジョーダン(著)
北テキサス大学文化人類学部名誉教授。専門は文化人類学(ビジネス人類学)。単著:Business Anthropology(Waveland Press, 2013 2nd ed.),The Making of a Modern Kingdom: Modernization and Globalization in Saudi Arabia. Prospect Heights(Waveland Press, 2011)他。
発売日
2025/11/5
版元
ナカニシヤ出版
5.拡張生態系
生命から照らす人類・地球・科学の未来
概要(版元ウェブサイトより引用)
地球環境の問題に直面する人類が根本的に取り組むべきこととは何か?
従来の生物学を超え、20カ国で実装されて、世界が注目する「拡張生態系」。
その全貌と考え方を初めて明かす。
著者
舩橋 真俊(著)
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 トランスバウンダリーリサーチ リサーチディレクター.2004年東京大学獣医学課程を卒業(獣医師免許資格保持)。2006年同大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻修士課程を修了。フランス政府給費留学生として渡仏し、2010年École Polytechnique博士課程を卒業(物理学博士)。 2010年よりソニーコンピュータサイエンス研究所にて協生農法プロジェクトを立ち上げる。サステイナビリティ、環境問題、健康問題の交差点となる農業をはじめとする食料生産において、生物多様性に基づく協生農法(Synecoculture)を学術的に構築。人間社会と生態系の多様性の双方向的な回復と発展を目指す。協生農法の原理を人間の生活圏や都市空間にも活用し、生物多様性の増進と同時に様々な生態系サービスを目的に応じて高める「拡張生態系」の社会普及・実装にも取り組む。2018年より一般社団法人シネコカルチャー代表理事。2021年4月より株式会社SynecO代表取締役社長。
発売日
2025/11/5
版元
祥伝社
6.資本主義はなぜ限界なのか
──脱成長の経済学
概要(版元ウェブサイトより引用)
長期化する低成長、分断される世界、深刻化する気候変動。戦後日本の経済成長の条件であった労働力人口は減少、資源は枯渇し、待ったなしの環境問題に直面しつつある。資本主義はなぜ行き詰まるのか。持続可能な未来はいかにして可能か。「成長」を中心目標に掲げてきた経済学を根本から見なおし、際限なき利潤追求と再投資によって肥大化した経済システムを徹底解明。資本主義のからくりを読みとくマルクス経済学を手がかりに、一歩ずつ着実に社会を変えていく方法がここにある!
著者
江原 慶(著)
1987年生まれ。立命館大学経済学部准教授・東京科学大学特定准教授。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。大分大学経済学部准教授、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授などを経て、2025年4月より現職。専門は社会経済学、マルクス経済学。著書『資本主義的市場と恐慌の理論』(日本経済評論社)、『マルクス価値論を編みなおす』(桜井書店)など。
発売日
2025/11/6
版元
筑摩書房
7.リベラルなアメリカの「失われた魂」たち
福音派とスコッツ・アイリッシュの世界
概要(版元ウェブサイトより引用)
現在のトランプの支持者たちのあいだには「福音派」と「スコッツ・アイリッシュ」という二つのグループが存在する。
リベラルなアメリカは、前者を「狂信的な原理主義者」の亜種として、後者を「人種差別主義的なレッドネック」としてくくってきた。
だが、両者の歴史はより複雑で多面性を有している。
福音派はその定義さえ定かでなく、歴史をさかのぼればリベラルとの共通点までもがみえてくる。スコッツ・アイリッシュの歴史は、スコットランドとイングランドの国境地帯にはじまり、北アイルランドを経て、アメリカのアパラチア山脈へとつながる。よそ者に上から目線で指示されることを嫌う荒くれ者たち。全米の白人労働者階級の中心。『ヒルビリー・エレジー』のJ・D・ヴァンスの出自――。
本書は、リベラルなアメリカの「シャドウ」と化している福音派とスコッツ・アイリッシュの歴史を掘り起こし、彼らの世界の実像に迫るものである。
著者
山本 貴裕(編)
1966年生まれ。専門はアメリカ宗教史。平成元年、広島大学文学部英語英文学科卒業、平成3年、広島大学大学院社会科学研究科博士課程前期修了、平成7年、同課程後期単位取得後退学、令和7年、広島大学大学院人間社会科学研究科論文博士(文学)取得。平成7年から広島経済大学で常勤講師、平成21年からは同大学で教授。著者/論文に「長老派内の伝統に根ざす二つのアメリカ観 オバマとトランプのアメリカの起源」所収『アメリカ研究の現在地 危機と再生』(彩流社、2023年)、「ハワイの歴史がつくられたとき ハワイの過去・現在・未来をめぐる霊的・知的戦い」(『史學研究』311号、2022年)、「福音主義的自由のために ある長老主義者のリベラリスムおよび功利主義的国家との戦い」(『アメリカ史研究』43号、2020年)、「文明化された異教国 福音派の日本人観とハワイ併合との関係」(『中・四国アメリカ研究』10号、2021年)他がある。
発売日
2025/11/12
版元
彩流社
8.人新世 再入門
その本質を多面的にとらえる
概要(版元ウェブサイトより引用)
人類の手により地球システムが変容を遂げた危機の時代に、どう向き合うべきか。最も信頼できる著者らが、あらためて地質学的背景から社会的意味まで、系統的かつ包括的にわかりやすく語る。人新世を長大な地球史の流れの中に明快に位置づけた、「文系」「理系」を横断する待望の入門書。
著者
ジュリア・アデニー・トーマス(著)
米国ノートルダム大学歴史学教授。専門は環境史・政治思想史。著書に Reconfiguring Modernity: Concept of Nature in Japanese Political Ideology(2001年、アメリカ歴史学会ジョン・キング・フェアバンク賞受賞。邦訳は『近代の再構築』2008年)他がある。国際層序委員会人新世作業部会(AWG)第二期メンバー。
マーク・ウィリアムズ(著)
英国レスター大学古生物学教授。専門は古生物学。著書に The Cosmic Oasis: The Remarkable Story of Earth’s Biosphere(2022年、ザラシェヴィクシュとの共著)他がある。AWG 元書記。
ヤン・ザラシェヴィクシュ(著)
英国レスター大学名誉教授。専門は地質学。人新世研究を国際的に牽引する最重要人物の一人。著書に Geology: A Very Short Introduction(2018年)他がある。AWG の初代(2009-2020)および3代目(2024-)議長。
発売日
2025/11/15
版元
名古屋大学出版会
9. 経済学者たちの女性論
ジェンダーの視点で経済思想を問う
概要(版元ウェブサイトより引用)
資本主義の成立と発展のなかで、過去の経済学者たちは女性や家族をどのように描いてきたのか。ジェンダーの視点で経済思想を問う。
著者
柳田 芳伸(編)
長崎県立大学名誉教授。経済学博士(京都大学)。専門は、人口論、経済思想史(とくにマルサス)。著書に、『マルサス勤労階級論の展開』(昭和堂、1998年)、『マルサス派の経済学者たち』(共著、日本経済評論社、2000年)、『マルサスと同時代人たち』(共編、日本経済評論社、2006年)、『マルサス ミル マーシャル―人間と富の経済思想』(共編、昭和堂、2013年)、『マルサス人口論事典』(責任編集、昭和堂、2016年)、『埋もれし近代日本の経済学者たち』(編著、昭和堂、2018年)等がある。
原 伸子(編)
法政大学名誉教授。大原社会問題研究所名誉研究員。専門は社会経済学、フェミニスト経済学。 おもな著作に『ジェンダーの政治経済学――福祉国家・市場・家族』(単著、有斐閣、2016年)、ジェーン・ハンフリーズ『イギリス産業革命期の子どもと労働――労働者の自伝から』(共訳、法政大学出版局、2022年)など。
発売日
2025/11/20
版元
昭和堂
10.シオニズム
イスラエルと現代世界
概要(版元ウェブサイトより引用)
イスラエルはなぜ国際的に孤立してまで、パレスチナ人を徹底して攻撃するのか。パレスチナにユダヤ人の民族的拠点をつくるという思想・運動である「シオニズム」。ホロコースト以前に東欧で生まれ、建国後もイスラエルを駆動し続ける思想の起源と変遷を、国際社会とのかかわりの中で描く。現代世界を読み解くために必携の書。
著者
鶴見 太郎(著)
東京大学大学院総合文化研究科准教授
1982年生まれ。2010年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。埼玉大学研究機構准教授等を経て現職。[主要著作]『ロシア・シオニズムの想像力』(東京大学出版会、2012年)、『イスラエルの起源』(講談社、2020年)、『ユダヤ人の歴史』(中公新書、2025年)ほか。
発売日
2025/11/20
版元
岩波書店
11.ナショナリズムとは何か
帰属、愛国、排外主義の正体
概要(版元ウェブサイトより引用)
自国民や自民族をめぐる心情を高め、再生産するナショナリズム。帰属意識、愛国心、排外意識の三つの顔をもつ。世界で台頭する右派ポピュリズムの原動力とされる。なぜ、同胞愛を外国人憎悪に変え、暴力・民族紛争を頻発させるのか。経済格差・貧困との関係はあるのか。本書は国民国家誕生からの歴史を一望し、豊富な事例からナショナリズムがいつ生まれ、社会に浸透し、人々の心を政治がどう動かすか、その全容を描く。
著者
中井 遼(著)
早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。博士 (政治学)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学政治経済学術院助手などを経て、現在、立教大学法学部助教。専門は政治学、比較政治。主著は『民主化と選挙の比較政治学』(勁草書房、2013年、共著)、『エストニアを知るための59 章』(明石書店、2012年、共著)、『政治経済学の新潮流』(勁草書房、2012年、共著)など。
発売日
2025/11/20
版元
中公新書
12.戦後日本の地方移住政策史
地域開発と〈人材〉創出のポリティクス
概要(版元ウェブサイトより引用)
個人のライフスタイルの選択肢であり、また人口減少に悩む地域にとっての希望となった「地方移住」。Uターン、Iターン、地域おこし協力隊、そして地方創生といった言葉とセットになったこの潮流は、個人の自発的な思いから生まれた自然発生的なブームなのだろうか。なぜ国や自治体は半世紀にわたり、特定の「理想の移住者」を求め、その獲得に勤しんできたのか?
数多くの政策文書やメディアの言説を丹念に読み解き、個人の移動を「地域開発」の資源として動員してきた戦後日本を貫く欲望の正体を描く。
著者
伊藤 将人(著)
一九九六年生まれ。長野県出身。
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員・講師。長野大学環境ツーリズム学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て現職。
大東文化大学社会学研究所兼任研究員、立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員、武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所客員研究員、NTT東日本地域循環型ミライ研究所客員研究員。専門は地域社会学、地域政策学、モビリティーズ研究。
地方移住や関係人口、観光など地域を超える人の移動に関する研究や、持続可能なまちづくりの研究・実践に携わる。
主著に『数字とファクトから読み解く 地方移住プロモーション』(2024、学芸出版社)、『移動と階級』(2025、講談社)、『モビリティーズ研究のはじめかた―移動する人びとから社会を考える』(共編著、2025、明石書店)がある。
発売日
2025/11/21
版元
春風社
13.東京で育つ/育てる
母子の生活史と不平等の布置
概要(版元ウェブサイトより引用)
都市で子どもを育てることは、なぜ、どのように苦しいのか? 東京のある地域を対象に行なった社会調査の成果をもとに、厚みのある生の語り(生活史)として収録。問題の所在と核心を、洗練されてきた社会空間分析により浮かび上がらせていく。
著者
知念 渉(著)
1985年、沖縄県生まれ。神田外語大学外国語学部講師。専攻は教育社会学、家族社会学。論文に「〈ヤンチャな子ら〉の学校経験」(「教育社会学研究」第91集)、「「貧困家族であること」のリアリティ」(「家族社会学研究」第26巻第2号、日本家族社会学会賞〔奨励論文賞〕受賞)、「〈インキャラ〉とは何か」(「教育社会学研究」第100集)、共訳書にトニー・ベネットほか『文化・階級・卓越化』(青弓社)など。
発売日
2025/11/26
版元
有斐閣
14.「ソロ」という選択
-自分だけの特別な人生を築く-
概要(版元ウェブサイトより引用)
ひとりがダメだなんて誰が決めた!
社会は結婚を前提にできていて、独身者向けの本はいいパートナーを見つける方法ばかり……でも、それって本当に自分にとって必要なことなの? ソロ・プロジェクトを唱導する著者が、ひとりでいることの喜び、社会性、充実感、そして規則にしばられない最高に幸せな人生の送りかたを教えてくれる。そうだ、自分は自分のままでいいんだと勇気づけられる。ひとりの人も、パートナーがいる人も、ここから「ソロ」をはじめよう。
著者
ピーター・マグロウ(著)
コロラド大学ボルダー校准教授。同大学のHuRL(ユーモア研究所)所長。人間の感情と行動経済学が交わる分野を専門とし、この分野を牽引する研究者。その研究内容はウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨーク・タイムズ、『サイエンティフィック・アメリカン』、BBCなど著名なメディアで取り上げられている。コロラド州ボルダー在住。
発売日
2025/11/26
版元
青土社
15.グループ・クリエイティビティ
個人と集団のインタラクションが生み出す変革
概要(版元ウェブサイトより引用)
必ずしも理想的ではない環境に応じて,チームリーダーや、チームメンバーが、具体的にどのように行動すれば,集団が、さらには組織全体が創造的なパフォーマンスを生み出すことができるか、その可能性に迫っていく。
集団の創造性に関心を持つ研究者はもちろんのこと、創造性発揮に理想的とされる集団特性と、自らの属する集団の風土のギャップに悩んだり、失望したりしている実務家の方々におすすめしたい。
著者
木村 裕斗(著)
東洋大学経営学部准教授,博士(経営学)。 2007年早稲田大学人間科学部卒業。2014年筑波大学大学院ビジネス科学研究科博士前期課程修了,2016年同博士後期課程修了。2017年から新潟大学准教授を経て,2022年より現職。専門は組織行動,組織心理学。 主要業績:「創造的逸脱を導く心理的・関係的要因—革新指向性の相対的知覚に基づく忠誠/反抗のメカニズム—」『組織科学』58(4), 2025. 「性格特性と職場環境の相互作用が若年就業者の組織市民行動に与える影響:組織内自尊感情による媒介効果に着目して」『産業・組織心理学研究』35(2), 2022.(共著) 「創造的チーム学習モデルの探索的検討—多次元的チーム学習行動と集団特性および創造的成果の関係性—」『経営行動科学』28(3), 2016.
発売日
2025/11/26
版元
白桃書房
16.絶望と熱狂のピアサポート
精神障害当事者たちの民族誌
概要(版元ウェブサイトより引用)
東畑開人さん推薦
「最終章まで読み通してほしい。必ず震撼するから。
障害者とは何か、健常者とは何か、そして「対等」とは何か。
ユートピアが描かれ、ユートピアが崩壊し、そして剥き出しの「対等」が現れる」
絶望的なまでに健常者中心の社会を、熱狂的な〈お祭り〉でかき乱す、横浜ピアスタッフ協会(YPS)。「ピアになる」瞬間を追い求める当事者たちの活動、法人化への葛藤、それを「書く」ことの政治性……10年間の調査に基づくノンフィクション。
著者
横山 紗亜耶(著)
1997年神奈川県生まれ。東京大学総合文化研究科博士後期課程、日本学術振興会特別研究員(DC1)。精神保健福祉士、社会福祉士。専門は精神障害当事者活動および精神保健福祉領域の人類学。主な論文に、「変革か適応か──「仲間のため」の当事者運動」『精神医療(第5次)』(16号、2025年)、「支援に「共感」って必要ですか?──絶望によるピアサポートを、さざなみ会に見た」『精神看護』(25巻3号、2022年)など。
発売日
2025/11/30
版元
世界思想社
17.「生保レディ」の現代史
保険大国の形成とジェンダー
概要(版元ウェブサイトより引用)
なぜ女性が担ってきたのか —— 9割に迫る驚異的な加入率を実現し、高度成長の基盤となった日本の生命保険産業。その発展を最前線で支えた女性営業職に着目し、大量採用・大量離職から成果給までその実像を初めて解明。外資系男性営業職もとらえたジェンダー分析により、「非効率」として見過ごされてきた労働のあり方をつぶさに捉え、保険大国への歩みに新たな光を当てる。
著者
金井 郁(著)
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士後期課程単位取得退学。現在は埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授、博士(国際協力学)。
著書:『フェミニスト経済学』(共編著、有斐閣、2023年)
申 琪榮(著)
ワシントン大学大学院政治学科博士課程修了。お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科・ジェンダー研究所教授、博士(政治学)。
著書:『フェミニズムを学ぶ人のために』(共編著、世界思想社、近刊)
発売日
2025/11/30
版元
名古屋大学出版会
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