【ご報告】De-Silo Labelの第一弾書籍『生の実感とリアリティをめぐる四つの探求』が、造本装幀コンクールにて三賞(東京都知事賞)を受賞
「De-Silo Label」第1弾となった同書籍は、2024年4月に開催された2daysイベント「DE-SILO EXPERIMENT 2024」をはじめ、約1年半にわたる4人の研究者による探求から生まれた(ブックデザイン:畑ユリエ)
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この度、一般社団法人デサイロのコンテンツレーベル「De-Silo Label」より2024年に刊行した書籍『生の実感とリアリティをめぐる四つの探求──「人文・社会科学」と「アート」の交差から立ち現れる景色』(ブックデザイン:畑ユリエ)が、第58回造本装幀コンクールにて三賞(東京都知事賞)を受賞いたしました。
造本装幀コンクールについて
造本装幀コンクールは、日本書籍出版協会・日本印刷産業連合会が主催する造本装幀にたずさわる人々(出版、印刷、製本、装幀、デザイン)の成果を総合的に評価する 出版業界で唯一の賞です。同コンクールは、「美しい本」づくりをめざす意欲を高め、国内・海外に向けて 造本技術・装幀デザインの素晴らしさを紹介し、また、読書推進をはかり、 ひいては出版文化産業の発展を促すことを目的とします。
入賞作品は、ドイツ・ライプツィヒの「世界で最も美しい本コンクール」に日本を代表して出品され、 さらにフランクフルト・ブックフェアで展示されます。国内では、全出品作品を都内で公開展示し、その後、入賞作品は、印刷博物館をはじめ国内巡回展示され、 最終的に、全出品作品(一部、入手不可能な作品を除く)は国立国会図書館の原装保存コレクションとして収蔵されます。
第58回となる今回は308点の作品が出品されました。今回受賞した「東京都知事賞」は、経済産業大臣賞、文部科学大臣賞と並ぶ「三賞」の一つに数えられています。
受賞の詳細については、下記のページからもご確認いただけます。
https://www.jbpa.or.jp/zohon/zohon-winning.html
書籍『生の実感とリアリティをめぐる四つの探求』について
本書は、人文・社会科学分野の「研究」と「アート」の協働によって、書籍や論文だけにとどまらない新しい知の流通回路を創造するという、デサイロ設立時からの中心的なアイデアから生まれました。
デサイロの第1期研究プロジェクトの成果が結実した論考書籍であり、2024年4月に開催された2daysイベント「DE-SILO EXPERIMENT 2024」をはじめ、約1年半にわたる4人の研究者による探求の結晶です。
本書には、以下の4名の研究者による論考と、3名の小説家による書き下ろし短篇が収録されています。
[著者]磯野真穂、柳澤田実、山田陽子、和田夏実、山内マリコ、李琴峰、松田青子
[ブックデザイン]畑ユリエ
[編集]小池真幸
[撮影]Kazuho Maruo
[編集サポート]並木里圭
[校正]東京出版サービスセンター
[印刷・製本]三永印刷
[発行者]岡田弘太郎
[発行所]一般社団法人デサイロ
書籍の申し込みについて
本書は書店やオンライン書店などを通じた一般販売は行っておらず、1,000部のみの限定品となっております。
デサイロは非営利型一般社団法人として運営しており、皆様からの寄付や事業収入によって活動を継続しています。本書籍は、デサイロの活動に共鳴し、1万円をご寄付いただいた方へ、1冊プレゼントさせていただいております。
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