【2026年7月刊】AIに恋しちゃダメですか?、テック業界の倫理、『オデュッセイア』入門……デサイロが注目したい人文・社会科学の新刊27冊
一般社団法人デサイロは、人文・社会科学分野の研究者と協働し、イノベーション創出や新たなる社会制度の提案を行うアカデミックインキュベーター/シンクタンクとして活動しています。
2026年7月に刊行された人文・社会科学の関連分野の新刊書から、デサイロとして注目したい27冊をピックアップしました。
気になる新刊があれば、読書リストにぜひ加えてみてください。
1.尊厳とAI・ロボット
概要(版元ウェブサイトより引用)
AI・ロボット技術の急速な発展は「人間の尊厳」に再定義を迫り、「人間とは何か」を根本的に問い直す。尊厳は法・社会・技術の中でいかに制度化されているのか。AI・ロボットの研究者や事業者は尊厳をどのように理解し自身の研究やビジネスに位置づけているのか。本論集は、尊厳をAI時代の倫理的・社会的課題を考えるための不可欠な思考枠組みとして位置づけ、その射程と可能性を多角的に考察する。
著者
加藤 泰史 (カトウ ヤスシ) (編)
1956年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。椙山女学園大学外国語学部教授/一橋大学名誉教授。専門は哲学・倫理学。著書に『尊厳概念の転移』(共編著、法政大学出版局、2024年)、『スピノザと近代――ドイツ思想史の虚軸』(編著、岩波書店、2022年)、Kant’s Concept of Dignity (Berlin/Boston: De Gruyter, 2019. Gerhard Schönrichとの共編著)ほか。
杉本 俊介 (スギモト シュンスケ) (編)
1982年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。慶應義塾大学商学部教授。専門は倫理学。著書に、『なぜ道徳的であるべきか──Why be moral? 問題の再検討』(勁草書房、2021年)ほか。
発売日
2026/07/01
版元
法政大学出版局
2.人類学バックホーム
概要(版元ウェブサイトより引用)
「ホームって何?」異文化と自文化の狭間にある文化人類学たちが、海外フィールド経験の逆さ読みから日本文化論の新たな視座を拓く。海外経由で日本を照射する日本文化人類学の伝統に連なりつつ、その再生を目指す試み
著者
片岡 樹(かたおか たつき/編者/序章、第9章、あとがき)
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授
1967年生まれ。九州大学大学院比較社会文化研究科博士課程単位修得退学。博士(比較社会文化)。主なフィールドはタイ国と愛媛県。 主要著書:『タイ山地一神教徒の民族誌―キリスト教徒ラフの国家・民族・文化』(風響社、2007年)、『アジアの人類学』(片岡樹・シンジルト・山田仁史編、春風社、2013年)、『はじめての東南アジア政治』(増原綾子・鈴木絢女・片岡樹・宮脇聡史・古屋博子著、有斐閣、2018年)など。
桑山敬己(くわやま たかみ/第1章)
ノートルダム清心女子大学文学部特別招聘教授・北海道大学名誉教授
1955年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)博士課程修了。Ph. D.(人類学)。主なフィールドは日本・東アジア。
主要著書:Native Anthropology: The Japanese Challenge to Western Academic Hegemony (Trans Pacific Press, 2004)、『ネイティヴの人類学と民俗学―知の世界システムと日本』(弘文堂、2008年)、『世界が見たキモノ―オリエンタリズムとエロチシズムの文化人類学』(昭和堂、2025年)など。
清水 展(しみず ひろむ/第2章)
京都大学名誉教授
1951年生まれ。東京大学大学院社会科学研究科博士課程退学。博士(社会学)。主なフィールドはフィリピン、東南アジア。2025年逝去。
主要著書:『噴火のこだま―ピナトゥボ・アエタの被災と新生をめぐる文化・開発・NGO』(九州大学出版会、2003年/2021年新装版)、『草の根グローバリゼーション―世界遺産棚田村の文化実践と生活戦略』(京都大学学術出版会、2013年)、『アエタ 灰のなかの未来―大噴火と創造的復興の写真民族誌』(同、2024年)など。
平井京之介(ひらい きょうのすけ/第3章)
国立民族学博物館教授
1964年生まれ。ロンドン大学ロンドン経済政治学院人類学部博士課程修了。Ph.D.(人類学)。主なフィールドは東南アジアと日本。
主要著書:Social Movements and the Production of Knowledge: Body, Practice, and Society in East Asia(K. Hirai ed., National Museum of Ethnology, 2015)、『実践としてのコミュニティ─移動・国家・運動』(平井京之介編、京都大学学術出版会、2012年)、『村から工場へ─東南アジア女性の近代化経験』(NTT出版、2011年)など。
田川昇平(たがわ しょうへい/第4章)
立命館大学国際関係学部准教授
1986年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。主なフィールドはジャカルタ郊外と京都郊外。 主要著書:中村昇平『ムラからカンプンへ─京都郊外の先住者がみたジャカルタ郊外の集落』(風響社、2019年)、中村昇平『日常的実践の社会人間学──都市・抵抗・共同性』(松田素二・阿部利洋・井戸聡・大野哲也・野村明宏・松浦雄介編、山代印刷出版部、2021年)、『ジャカルタ・アトラス─地図でみる都市の成熟』(三村豊・新井健一郎・小泉佑介編、春風社、2025年)など。
平野(野元)美佐(ひらの(のもと)みさ/第5章)
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授
総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修了。博士(文学)。主なフィールドはカメルーン共和国と沖縄県。
主要著書:野元美佐『アフリカ都市の民族誌―カメルーンの「商人」バミレケのカネと故郷』(明石書店、2005年)、『紛争をおさめる文化―不完全性とブリコラージュの実践』(松田素二・平野(野元)美佐編、京都大学学術出版会、2016年)、『沖縄のもあい大研究―模合をめぐるお金、助け合い、親睦の人類学』(ボーダーインク、2023年)など。
市野澤潤平(いちのさわ じゅんぺい/第6章)
宮城学院女子大学現代ビジネス学部教授
東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位修得退学。修士(学術)。主なフィールドはタイ国と日本。 主要著書:『観光人類学のフィールドワーク―ツーリズム現場の質的調査入門』(市野澤潤平・碇陽子・東賢太朗編、ミネルヴァ書房、2021年)、『基本概念から学ぶ観光人類学』(市野澤潤平編、ナカニシヤ出版、2022年)、『被災した楽園―2004年インド洋津波とプーケットの観光人類学』(ナカニシヤ出版、2023年)など。
島村恭則(しまむら たかのり/Column)
関西学院大学社会学部教授
1967年生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。博士(文学)。主なフィールドは南西諸島を含む日本列島、朝鮮半島。
主要著書:『〈生きる方法〉の民俗誌―朝鮮系住民集住地域の民俗学的研究』(関西学院大学出版会、2010年)、『民俗学を生きる―ヴァナキュラー研究への道』(晃洋書房、2020年)、『これからの時代を生き抜くための民俗学入門』(辰巳出版、2025年)など。
川田牧人(かわだ まきと/第7章)
成城大学文芸学部教授
1963年生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得満期退学。博士(人間環境学)。主なフィールドはフィリピン、南西諸島(奄美)。
主要著書:『祈りと祀りの日常知―フィリピン・ビサヤ地方バンタヤン島民族誌』(九州大学出版会、2003年)、『現代世界の呪術』(川田牧人・白川千尋・飯田卓共編著、春風社、2020年)、『世界の冠婚葬祭事典』(川田牧人・松田素二編、丸善出版、2023年)など。
川瀬由高(かわせ よしたか/第8章)
江戸川大学社会学部現代社会学科准教授
1986年生まれ。首都大学東京大学院人文科学研究科博士課程単位修得退学。博士(社会人類学)。主なフィールドは中国江蘇省と台湾宜蘭県と新潟県。
主要著書:『共同体なき社会の韻律―中国南京市郊外農村における「非境界的集合」の民族誌』(弘文堂、2019年)、『王崧興『亀山島』と漢人社会研究―翻訳・論考・資料』(川瀬由高・稲澤努・長沼さやか・藤川美代子・呉松旆編訳、風響社、2024年)、「コミュニティ―ホリズムの実験と非集団論的転回」『中国民族誌学―100年の軌跡と展望』(河合洋尚・奈良雅史・韓敏編、同、2024年)など。
飯田 卓(いいだ たく/編者/第10章、終章、あとがき)
国立民族学博物館教授
1969年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。主なフィールドはアフリカ・インド洋地域と東アジア。 主要著書:『海を生きる技術と知識の民族誌―マダガスカル漁撈社会の生態人類学』(世界思想社、2008年)、『身をもって知る技法―マダガスカルの漁師に学ぶ』(臨川書店、2014年)、『ファシズム期の人類学―インテリジェンス、プロパガンダ、エージェント』(中生勝美編、風響社、2025年)など。
発売日
2026/07/02
版元
京都大学学術出版会
3.著作権全史: 古代ギリシアからAI時代まで
概要(版元ウェブサイトより引用)
「想像力」はいかに「資産」となったのか?
それは「誰のもの」なのか?
私たちの生活を取り囲み、巨大マネーマシンとなった「著作権」。
その基礎となる、「アイデア」を「所有する」という考えは、いかに生まれたのか?
本書は、無形の「アイデア」を「所有」するという著作権の基礎となる考え方が、どのように生まれ広がってきたのかを、古代ギリシアから現代までの歴史を辿り明らかにする。
さらに、20世紀後半に生み出された新たな「囲い込み」により、文化的な共有財の所有権が、ビッグテック企業などのきわめて少数の主体に独占されている現代に強い警鐘をならしている。比較文学の教授と、知財実務に詳しい弁護士のコンビが描く、文化と法制度の、これまでになかったユニークなグローバル史。
著者
デイヴィッド・ベロス (David Bellos) (著)
イギリス出身の学者、翻訳家、伝記作家。米国のプリンストン大学でフランス文学と比較文学の教授を務めた。2007年から2019年まで同大学の翻訳および異文化間コミュニケーション・プログラムのディレクターを務めていた。2025年、死去。
アレクサンドル・モンタギュー (Alexandre Montagu) (著)
ニューヨーク在住の実務弁護士。知的財産法、国際商取引、ニューメディア商法および企業法を専門とするモンタギュー・ロー事務所を設立した。英語、フランス語、ペルシャ語、ドイツ語に堪能。ケンブリッジ大学、ハーバード・ロースクールに学び、プリンストン大学で特任教授として比較文学学科で教えていた。
小佐田 愛子 (コサダ アイコ) (訳)
大阪外国語大学フランス語学科卒業。過去に大阪の府立高校で英語科教諭として勤務。訳書に、バリー・シュワルツ、ケネス・シャープ『知恵――清掃員ルークは、なぜ同じ部屋を二度も掃除したのか』(アルファポリス)、レンツォ・ロッソ『一流のバカになれ!』(アチーブメント出版)、スチュアート・シャンカー『「落ち着きがない」の正体』(東洋館出版社)、クリス・ルイス『なぜ、あなたはいつも忙しくて頭がまわらないのか』(マイクロマガジン社)がある。
発売日
2026/07/03
版元
作品社
4.AIに恋しちゃダメですか?――AIと生きるための倫理と哲学
概要(版元ウェブサイトより引用)
・ AIとおしゃべりするのは人間関係から逃げているだけ?
・ AIに酷いこと言うのは何がいけないの?
・ AIにも「権利」があるの?
・ AIを大切にしなくちゃいけないの?
明らかに人間ではないが、人間と見分けがつかない応答を返してくるAI。そんなAIは単なる道具として扱っていいのか、絆を結ぶ存在として尊重するべきなのか――本書ではAIと人間が共存する未来をよく生きるためのヒントを、カントをはじめとする哲学者たちの思索から探ります。
これは今日もAIに話しかけている、あなたのための一冊です。
著者
清水 颯 (シミズ ハヤテ) (著)
1998年北海道生まれ。北海道大学 人間知・脳・AI研究教育センター(CHAIN)特任助教。哲学・倫理学を専門とし、カント倫理学やAI倫理、特に人間と技術の関係を研究している。最近は、人と人、さらには人間以外の存在(AI、動物、環境など)との関係のなかで立ち現れる倫理に注目する「関係論的転回」に関心を寄せ、欧米圏の研究者たちとの共同研究や国際的な対話に力を入れている。著書に『生物とAIのあいだで哲学する──「不器用で中途半端な人間」を理解するために』(高木駿氏との共著、青弓社、2026年)。
発売日
2026/07/08
版元
技術評論社
5.新・消費論 コト消費、性的消費、応援消費……誰もが語りたがる「神話」の正体
概要(版元ウェブサイトより引用)
コト消費、性的消費、応援消費、体験消費、トキ消費……
次々と生まれる新たな「●●消費」によって、
私たちは新しいビジネスの形を理解したり、議論されるべき社会問題の存在を知ったりする。
しかし、そこで〈消費〉はあまりに融通無碍に、あるいは単に自説を知的に見せる
語彙として使われている可能性はないのか。
そして、かのボードリヤールはなぜ〈消費〉を一つの神話と見なしたのか。
1980年代から現代まで、〈消費〉をめぐる語りの謎を鮮やかに論じ、
終わらない「神話」を終わらせる。
著者
林凌 (ハヤシリョウ) (著)
武蔵大学准教授。1991年生まれ。立命館大学文学部卒。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(社会情報学)。博士課程時に並行して、コンサルティング会社にて中央官庁・地方公共団体の政策調査や消費財メーカーのコンサルティング業務に従事。専門は消費社会論、歴史社会学。著書に『〈消費者〉の誕生――近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義』(以文社、日本社会学会奨励賞)。
発売日
2026/07/08
版元
中央公論新社(中公新書ラクレ)
6.音楽社会学ー統計データで読む現代人と音楽
概要(版元ウェブサイトより引用)
人びとはどのように音楽を聴いているのか。現代は音楽が日常に浸透した「音楽化社会」だが、その実態やデータは知られていない。ファンやジャンルの捉え方、ジェンダーや世代による傾向、聴衆類型や階級との関連などを統計調査から読み解く必携入門書。
*30年間の統計調査と国際比較から紐解く、好評既刊『音楽化社会の現在』のチームによるアップデート版。
*サブスクやショート動画は音楽の聴き方をどう変えたのか? アイドルファンとロックファンは何が違うのか?若者の○○離れ(音楽、洋楽、ライブ)は本当か?といった疑問にも答える。
著者
木島 由晶 (キジマ ヨシマサ) (編著)
桃山学院大学社会学部教授
南田 勝也 (ミナミダ カツヤ) (編著)
武蔵大学社会学部教授
永井 純一 (ナガイ ジュンイチ) (編著)
京都橘大学経済学部教授
小川 博司 (オガワ ヒロシ) (編著)
関西大学社会学部名誉教授
小川 豊武 (オガワ トム) (編著)
日本大学文理学部社会学科准教授
野村 駿 (ノムラ ハヤオ) (著)
秋田大学未来人材共創機構教職キャリア支援センター講師
知念 渉 (チネン アユム) (著)
大阪大学大学院人間科学研究科准教授
発売日
2026/07/09
版元
新曜社
7.中国の戦争観: アヘン戦争から軍事大国化まで
概要(版元ウェブサイトより引用)
「平和を熱愛する民族」がたどった知られざる闘いの歴史とは──
隣の大国は本当に強いのか?
中国は軍事力を増強し続け、今やアメリカに次ぐ超軍事大国となった。しかし、その戦争観は「平和を愛する民族」と「政権は銃口から生まれる」の間で、時代ごとに二転三転する。近隣諸国や米国・ロシアとの関係など、様々な問題を抱える東アジアの大国は、軍事という手段をどのように捉えてきたのか? 軍閥、党軍、徴兵制、ジェンダー、武士道、ナショナリズム、欧米や日本の侵略への抵抗から、激しい内戦を経て、軍事大国となった現在まで、戦争観の変遷を読み解く。
「一見して理解しがたいものとも見える中国の戦争や平和に対する考え方が、どのような歴史的な経緯の中で作り上げられてきたのか。そこに特徴があるとすればどのようなものなのか。本書の検討が、中国という巨大でわかりにくいものの論理を理解するために、いくばくかの手がかりを提供することができれば幸いである。」(本文より)
著者
小野寺 史郎 (オノデラ シロウ) (著)
京都大学大学院人間・環境学研究科教授。1977年岩手県生まれ。東北大学文学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。京都大学人文科学研究所附属現代中国研究センター助教、埼玉大学教養学部准教授などを経て、現職。専門は中国近現代史。著書に『国旗・国歌・国慶――ナショナリズムとシンボルの中国近代史』(東京大学出版会、2011年)、『中国ナショナリズム――民族と愛国の近現代史』(中公新書、2017年)、『戦後日本の中国観――アジアと近代をめぐる葛藤』(中公選書、2021年)、『近代中国の国家主義と軍国民主義』(晃洋書房、2023年)などがある。
発売日
2026/07/09
版元
筑摩書房(ちくま新書)
8.イノベーション・ネイバーフッド:価値共創を支える〈まち〉の構想とデザイン
概要(版元ウェブサイトより引用)
徒歩圏の小さなまちに知識産業が集まってきた。ボストンのシーポート・ディストリクト、ロンドンのナレッジ・クォーター、恵比寿、天王洲、長岡中心部など多数の事例の考察から、これらがどのようにして生まれ、育てられたかを明らかにする。そこから行政や地元によるまちづくりや産業政策の実務に役立つ考え方と方策を示す
著者
山村 崇 (ヤマムラ シュウ) (著)
東京都立大学大学院 都市環境科学研究科 准教授、博士(工学)
1980年京都市生まれ。専門は都市計画、都市・地域デザイン(知識創造・イノベーションと都市、市街地再生、景観の構造的解釈ほか)。
早稲田大学理工学部建築学科卒業後、複数のIT 企業の設立・経営・事業統合に従事。その後、早稲田大学大学院創造理工学研究科にて企業立地メカニズムについての研究を開始。2010年3月、修士課程修了。2014年7月、博士(工学)取得。2014年早稲田大学建築学科助教、2018年同講師、2019年早稲田大学高等研究所講師、2021年同准教授を経て、2022年より現職。早稲田大学研究院客員准教授(兼任)。
発売日
2026/07/11
版元
学芸出版社
9.プラットフォーム
概要(版元ウェブサイトより引用)
コンテンツモデレーション、エコシステムによる市場支配、偽情報の拡散、デジタルコンテンツと財産権の変容といったプラットフォームをめぐる法的課題の検討を通じて、憲法、競争法、労働法、比較法、法史学など多様な視点から、プラットフォーム・ガバナンスのあり方を多角的に探求する。
著者
山本 龍彦(慶應義塾大学法科大学院教授) (監修)
成原 慧(九州大学大学院法学研究院准教授)(編著)
市川 芳治(東京大学大学院法学政治学研究科・法学部非常勤講師)(著)
酒井 麻千子(東京大学大学院情報学環准教授)(著)
斉藤 邦史(慶應義塾大学総合政策学部准教授) (著)
永石 尚也(一橋大学大学院法学研究科講師)(著)
新屋敷 恵美子(九州大学大学院法学研究院准教授)(著)
赤坂 幸一(九州大学大学院法学研究院教授)(著)
上田 竹志(九州大学大学院法学研究院教授)(著)
川島 翔(九州大学大学院法学研究院准教授)(著)
発売日
2026/07/15
版元
法律文化社
10.つくることとAI:生成と複製のあいだで
概要(版元ウェブサイトより引用)
絵を描くこと、曲を作ること、文章を書くこと。
そのプロセスを楽しむすべての人へ。
Artificial Intelligence(AI)=人工知能、とりわけ昨今急速に普及した「生成AI」を題材に、AIの進化が人間の「つくる」という行為にもたらす光と影を浮き彫りにし、創造性のあるべき未来像について考察した一冊。
生成AIの登場により、私たちの仕事や創作活動は劇的な変化を遂げています。誰もが簡単にそれらしい文章や音楽、絵を生み出せるようになった一方で、その見かけの生産性向上の裏で起きている本質的な変化に目を向けている人は多くありません。
生成AIとは何か。どのような仕組みで発展しているのか。私たちの創造性を拡張する存在なのか、自動化の道具にすぎないのか。本書では、生成AIがもたらす影響を5つの切り口から整理し、経済性の話が支配的なAIをめぐる議論に、創作というレンズを通すことで全く異なる論点を提供します。
筆者自身の実践的なプロジェクトやAIの探求の歴史を紐解きながら、効率化を極めたAIの先にある、人間とAIが共創するオルタナティブな未来を照らし出します。自らの手で「つくる」ことを手放さないために、私たちはAIとどう向き合うべきか。AIの本質を知ることで、創作行為の価値がかつてないほど鮮明に見えてくるはずです。
著者
徳井直生 (トクイナオ) (著)
アーティスト/研究者
AIを用いた人間の創造性の拡張を、研究と作品制作の両面から模索。アーティスト、デザイナー、AI研究者/エンジニアなどからなるコレクティブQosmoを率いて作品制作や技術開発に取り組むほか、2023年設立のNeutoneでは、AIを用いた新しい「楽器」の開発を手がける。これまでに手がけた作品は、ニューヨーク近代美術館、バービカン・センター(ロンドン)、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)などで展示されているほか、MUTEKやSónarといったフェスティバルでライブ・パフォーマンスを行なう。Sónar+Dでの基調講演やアルスエレクトロニカの審査員なども務める。主な著書に『創るためのAI─機械と創造性のはてしない物語』(BNN、2021年。第30回大川出版賞受賞)。
跡見学園女子大学情報科学芸術センター特任教授
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了 博士(工学)
発売日
2026/07/15
版元
BNN
11.気候紛争 たった「2℃」が起こす戦争
概要(版元ウェブサイトより引用)
2050年、「たった2℃」の気温上昇で戦争が激増する ――。この地球平均気温のわずかな上昇により酷暑、干ばつ、洪水などが発生し、民族対立、貧困といった紛争の火種が煽られ、結果的に内戦や戦争につながる。もはや気候変動は止まりそうになく、帰還不能点はすぐ目の前にある。近年の研究による「気候紛争」の具体的な予測、気候変動に伴う災害や混乱が紛争に至る経路と条件を、気鋭の国際環境政治学者が綿密に分析する。
著者
関山健 (セキヤマ タカシ) (著)
1975年、愛知県生まれ。京都大学大学院教授。大蔵省(現・財務省)で予算編成や法令起案など、外務省でアジア向けODA立案や経済連携協定の交渉などの政策実務を経験した後、研究者に転じ、2019年より京都大学。東京大学博士(国際協力学)、北京大学博士(国際政治学)、ハーバード大学修士(サステナビリティ学)。専門は国際政治経済、国際環境政治、気候安全保障。
発売日
2026/07/15
版元
光文社(光文社新書)
12.消えるヒッチハイカー-: アメリカの都市伝説とその意味
概要(版元ウェブサイトより引用)
後部座席から消えた乗客、
カップルを狙う鉤爪の殺人鬼、
下水道に棲む巨大化した元ペット……
「これは実際にあったこと」とされる噂は
どこで生まれ、いかに拡散されるのか?
フェイクニュースの時代にこそ読まれるべき
〈都市伝説〉研究の必読書、新訳にて復活
解説=飯倉義之
いつのまにか車内から消えているヒッチハイカー。カップルの車に忍び寄る鉤手の男。乾かすために電子レンジに放り込まれた猫の末路。ファストフードのフライドチキンを食べた夫婦を襲う衝撃。ニューヨークの下水に棲みついた元ペットの恐怖――「これは実際にあったことなんだけどね……」という前置きで語られ、時にはメディアによって流布される噂話は、人々の不安や願望を映し出す“現代の民間伝承”として変容を繰り返して受け継がれてきた。
20世紀以降に北米で流布した〈都市伝説〉を項目別に網羅し、その起源や変容の過程を追いながら、なぜそれらが信じられ、語り継がれるのかを考察する。真偽不明の情報が瞬時に世界を駆け巡り多大な影響を及ぼすようになった、フェイクニュースの時代にこそ読まれるべき〈都市伝説〉研究の古典的名著が新訳にて復活。解説=飯倉義之
著者
ヤン・ハロルド・ブルンヴァン (ヤンハロルドブルンヴァン) (著)
1933年ミシガン州生まれ。ミシガン州立大学を卒業後、61年にインディアナ大学で民俗学の博士号を取得。〈都市伝説〉研究の第一人者として、『消えるヒッチハイカー』を初めとする著作を数多く発表している。邦訳に『ドーベルマンに何があったの?』『メキシコから来たペット』『くそっ! なんてこった』『赤ちゃん列車が行く』がある。ユタ大学名誉教授。
満園 真木 (ミツゾノマキ) (訳)
東京都生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。翻訳家。主な訳書にライガ〈さよなら、シリアルキラー〉シリーズ、マイオ/フランセル『死体は嘘をつかない』、バウアー『ドキュメント民営刑務所』、ガードナー『棺の女』『完璧な家族』『夜に啼く森』、クラーク『ブレグジットの日に少女は死んだ』、コリンズ『BIRD』など。
発売日
2026/07/17
版元
東京創元社
13.地域芸術祭とは何か
概要(版元ウェブサイトより引用)
大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭をはじめ、日本では大小さまざまな地域芸術祭が開催され、多くの観光客がアート鑑賞を目的に全国各地を訪れている。地域活性化につながるとの肯定的な評価が与えられる一方、そのあり方への批判やリスクの指摘もなされてきた。
本書では地域芸術祭の歴史をたどるとともに、地域芸術祭をめぐるさまざまな議論を整理した上で、これからの地域芸術祭の課題と可能性を多角的な視点から考える。
著者
山本 浩貴 (ヤマモト ヒロキ) (著)
1986年千葉県生まれ。文化研究者。一橋大学社会学部卒業、ロンドン芸術大学博士課程修了。香港理工大学ポストドクトラルフェロー、東京藝術大学助教、金沢美術工芸大学講師などを経て、現在、実践女子大学文学部美学美術史学科准教授。単著に『現代美術史──欧米、日本、トランスナショナル』(中公新書)、『12ヶ月で学ぶ現代アート入門』(美術出版社)、共著に『この国(近代日本)の芸術──〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』(月曜社)、『移民・難民・アート──越境する想像力』(ヘウレーカ)などがある。
発売日
2026/07/17
版元
平凡社(平凡社新書)
14.空き家があっても借りられない時代の居住保障
概要(版元ウェブサイトより引用)
高齢者・障害者・低所得者・外国籍の人などが住まいを失うと、再び民間賃貸住宅市場で住まいを得ることは難しい。住宅セーフティネット制度などの様々な善後策が講じられているが、それでも不動産会社などは彼らを拒否することが多い。この点を踏まえ、本書では、制度が機能しない要因を分析し、より現実に即した支援方法と制度設計を検討していく。また、当事者・支援者だけでなく不動産会社などの利害関係者や地域住民へのインタビューを通して、「住まいを貸す側」が拒否する理由・立場・論理など分析し、彼らの思いも包含した上で、地域の多様なアクターが能動的に連動して展開できる「居住保障」も構想する。そして「住まい」提供後の生活保障についても合わせて考える。「住まいを確保し、その後の生活を保障する」ための解が掴める一冊。
著者
山本 美香 (ヤマモト ミカ) (著)
2026年7月現在
東洋大学福祉社会デザイン学部教授
発売日
2026/07/21
版元
ミネルヴァ書房
15.テック業界で仕事する人のための倫理学
概要(版元ウェブサイトより引用)
Do Ethics──さまざまな情報技術の現場で活躍してきた著者が、自らの経験と倫理学の考え方を交差させながら、善き生と社会のための指針を明快に示す。ソフトウェア開発者やエンジニア、マネージャー、政策立案者などすべての関係者に送る、「べからず集」ではない実践としての倫理。
著者
マーク・スティーン (マーク スティーン) (著)
Marc Steen
発売日
2026/07/21
版元
名古屋大学出版会
16.令和日本の政治は「感情」で動く:国会審議・街頭演説・SNS戦略
概要(版元ウェブサイトより引用)
政治家の言葉は、私たちの感情にどのように作用しているのだろうか。国会質疑や記者会見、選挙演説、SNS、政治川柳を素材に、怒りや恐怖、熱意が生まれる仕組みを読み解く。情動知能理論や認知バイアスを手がかりに、分極化や陰謀論が広がる背景を解説し、現代政治を冷静に理解するための視点を提示する。
著者
木下 健 (キノシタ ケン) (著)
2026年7月現在
福岡工業大学社会環境学部教授
オフェル・フェルドマン (Ofer FELDMAN) (著)
2026年7月現在
同志社大学研究開発推進機構嘱託研究員・京都大学東南アジア地域研究所グローバル生存基盤研究部門連携教授
発売日
2026/07/21
版元
ミネルヴァ書房
17.原始仏教 ブッダから大乗成立へ
概要(版元ウェブサイトより引用)
「本書を貫くのは、仏教とは何かという問いである。
仏教は、インドに生まれて以来、二五〇〇年にわたる歴史とアジア全域の諸文化に、きわめて深い足跡を刻みつつ、今日に至っている。
そのなかで、本書が「原始仏教」の名のもとに考察するのは、開祖ゴータマ・ブッダの生涯と教えであり、あわせて、今日ある仏教の多様な姿の淵源をそこにたどることである。」(「はじめに」より)
著者
清水 俊史 (シミズ トシフミ) (著)
仏教学者。二〇一三年、佛教大学大学院博士課程修了、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員PD、佛教大学総合研究所特別研究員などを務める。著書に『阿毘達磨仏教における業論の研究――説一切有部と上座部を中心に』『上座部仏教における聖典論の研究』『初期仏典の解釈学――パーリ三蔵と上座部註釈家たち』(いずれも大蔵出版)、『ブッダという男――初期仏典を読みとく』(ちくま新書)、『お布施のからくり』(幻冬舎新書)がある。
発売日
2026/07/23
版元
講談社(講談社現代新書)
18.軍都を歩く 基地と住民の地域生活史
概要(版元ウェブサイトより引用)
軍事施設が置かれた街・軍都。
東京から徐々に郊外、地方へと列島各地へ拡散した。
軍隊は地域に被害と便益をもたらすが、本書は善悪を超え、身近に基地がある日常の複雑な現実を生活者の目線から描く。
下宿先との親交、料亭での大騒ぎ、弾丸を拾う子ども……
当時の記憶は、戦後の自衛隊誘致やまちづくりにつながる。
藤沢、新宿大久保、霞ヶ浦から呉・江田島、南西諸島まで。
学術研究の上に現地取材を加え、現代社会を照らす歴史まちあるき。
著者
清水亮 (シミズリョウ) (著)
1991年東京都生まれ.東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了.博士(社会学).日本学術振興会特別研究員PD,東京大学未来ビジョン研究センター特任助教を経て2024年より慶應義塾大学環境情報学部専任講師.
著書
『「予科練」戦友会の社会学──戦争の記憶のかたち』(新曜社,2022年,日本社会学会奨励賞)
『「軍都」を生きる――霞ヶ浦の生活史 1919―1968』(岩波書店,2023年)
共著
『なぜ戦争体験を継承するのか』(みずき書林,2021年)
『シリーズ戦争と社会2 社会のなかの軍隊/軍隊という社会』
発売日
2026/07/23
版元
中央公論新社
19.台湾有事 歴史・軍事・安定のメカニズム
概要(版元ウェブサイトより引用)
近年、危惧される「台湾有事」。
中国の軍事力増強は目覚ましく、台湾周辺での演習も常態化している。1950年以来、中台双方の軍事行動を封じてきた米国の関与も揺らぐ。危機は本当に避けられないのか。
本書は「侵攻か否か」という単純な議論を超え、中台の軍事・防衛力を検証し、歴史とともに作り上げられた複雑な抑止と危機管理のメカニズムを解き明かす。
安定と平和のために国際社会、そして日本は何ができるか。
著者
五十嵐隆幸 (イガラシタカユキ) (著)
1975年生まれ.2020年防衛大学校総合安全保障研究科後期課程修了.博士(安全保障学).防衛大学校防衛学教育学群准教授,防衛研究所専門研究員を経て,2026年より目白大学外国語学部准教授.著書に『大陸反攻と台湾--中華民国による統一の構想と挫折』(名古屋大学出版会、2021年、大平正芳記念賞、国際安全保障学会最優秀出版奨励賞、猪木正道賞、地域研究コンソーシアム賞受賞)など.
発売日
2026/07/23
版元
中央公論新社
20.無意識の発見 心に挑んだ精神分析の歴史
概要(版元ウェブサイトより引用)
あなたが「本当に望んでいるもの」は何か?
心の底にはあなたも知らない”謎”がある!
内省ではたどり着けない、深い自己理解へーー。
フロイト、クライン、ラカン、河合隼雄……
欲望と自己をめぐる壮大な「知の冒険」を、気鋭の哲学者が一望する!
「仕事仲間でも恋人でも友人でも、自分が選んできたはずのものが、自分に幸福を約束してくれるわけではない。それどころか、自分が大切にしてきたその相手こそが、自分を悩ませたり苦しめたりしていることさえある。ちょっとしたタイミングでその事実を突きつけられたとき、私たちは欲望をめぐる問いの前に立っている――。
「自分が本当に望んでいるものは何か?」
本書を貫いているのも、まさにこの問いである。(中略)私たちの「自己」がどのように成り立っているのか、そしてその「自己」がどんなふうに作動するのか、それを深く掘り下げて考えることが、本書に与えられたミッションだ」(「はじめに」より)
著者
工藤 顕太 (クドウ ケンタ) (著)
1989年東京都生まれ。専門は精神分析、現代哲学を中心とした思想史。早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員PD(京都大学人文科学研究所)、早稲田大学文学学術院講師を経て、現在は人間環境大学心理学部准教授。著書に『精神分析の再発明 フロイトの神話、ラカンの闘争』(岩波書店、2021年)、『ラカンと哲学者たち』(亜紀書房、2021年)、訳書(共訳)にジャック・デリダ『死刑2』(白水社、2026年)がある。
発売日
2026/07/23
版元
講談社(講談社現代新書)
21.ヒトとAI
概要(版元ウェブサイトより引用)
AIと共に生きるなかで、私たちは自己の再定義と社会の再設計を迫られている。AIが知の領域に組み込まれるなかで、仕事や教育のあり方はどのように変化し、経済や文化の枠組みはいかに再編されるのか。そしてヒトという存在の何が変わり、何が変わらないのか。AIが前提となる時代の見取り図を第一人者が提示する。
著者
岡野原 大輔 (オカノハラ ダイスケ) (著)
1982年生まれ.2010年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了,博士(情報理工学).2006年Preferred Infrastructureを,2014年Preferred Networksを共同で創業.
現在―Preferred Networks代表取締役社長,Matlantis代表取締役社長
著書―『拡散モデル――データ生成技術の数理』
『大規模言語モデルは新たな知能か――ChatGPTが変えた世界』
『生成AIのしくみ〈流れ〉が画像・音声・動画をつくる』
『対称性と機械学習』(以上,岩波書店)ほか
発売日
2026/07/24
版元
岩波書店(岩波新書)
22.やさしくておそろしい 法哲学講義 生命の価値はみな等しいのか
概要(版元ウェブサイトより引用)
谷川嘉浩氏(哲学者)推薦!
普段の自分なら「非常識だ」と笑うようなことを哲学では考える。
哲学をはじめたら、ほんの少し生きやすくなる。
自由、健康、正義…あなたの人生で最も大事なものは何?
気鋭の法哲学者の講義で、生きること・死ぬことを考える。
●自由主義と介入主義の境界線はどこか
●生命・健康はいつも善なのか
●正義の主張は絶対に正しいのか
●太く短い人生と細く長い人生、どちらが良いか
●なぜ死者を尊重すべきなのか
著者
川瀬 貴之 (カワセ タカユキ) (著)
千葉大学大学院社会科学研究院教授。1982年、滋賀県生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。千葉大学医学部附属病院講師などを経て、2022年10月より現職。専門は法哲学。著書に『リベラル・ナショナリズムの理論』『ベルモント・レポートに学ぶ「いのち」の倫理』(いずれも法律文化社)など。
発売日
2026/07/24
版元
PHP研究所
23.本能の人類史: 順応主義、宗教、部族主義
概要(版元ウェブサイトより引用)
ユヴァル・ノア・ハラリ絶賛!
私たちを形作ってきた3つの本能―順応主義、宗教、部族主義―は、どのように人類の巨大な文明を作り上げたのか。そしてなぜ、人類に多大な進展をもたらしたそれらの本能こそが、いまとなっては人類を破滅への道を歩ませているのか。
人類史に関する膨大なデータベースを用いた数理的解析に、紛争地域やワールドカップなどの現場での自然実験で得た知見を巧みに融合させ、人間の本能が導く過去・現在・未来を描き出す。破格のスケールの人類史の誕生!
「人類の進化の重荷についての、洞察に満ちた息を呑むような探求」―ユヴァル・ノア・ハラリ(『ホモ・デウス』)
著者
ハーヴィー・ホワイトハウス (Harvey Whitehouse)(著)
オックスフォード大学社会人類学教授であり、社会結束研究センターの所長を務める。人間文化の進化的基盤に関する世界有数の専門家である彼は、40年にわたり、アラブの春の戦場から太平洋諸島の千年王国主義カルト、南米の過激なサッカーファンに至るまで、地球上で最も過激な集団の研究に取り組んできた。その過程で、彼は世界有数の重要な遺跡、脳スキャン施設、児童心理学研究所などで研究を行ってきた。これらはすべて、人間社会の研究に向けた新たな科学的アプローチを開拓することを目的としたものである。
柴田 裕之 (シバタ ヤスシ) (訳)
翻訳家。訳書に、シュミル『世界の本当の仕組み』(草思社)、ジェインズ『神々の沈黙』、ヴァン・デア・コーク『身体はトラウマを記録する』、ベジャン『流れとかたち』(以上、紀伊國屋書店)、ハラリ『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『NEXUS』(以上、河出書房新社)、ディルサス『独裁者の倒し方』、クラース『「偶然」はどのようにあなたをつくるのか』(以上、東洋経済新報社)、コルカー『統合失調症の一族』(早川書房)、リフキン『限界費用ゼロ社会』(NHK出版)、ケーガン『「死」とは何か』(文響社)、ガザニガ『人間とはなにか』(ちくま学芸文庫)などがある。
発売日
2026/07/27
版元
草思社
24.法にとって家族とは何か
概要(版元ウェブサイトより引用)
日本の家族法は家父長制的で遅れているのか、家制度の名残なのか、婚姻以外の関係を差別しているのか――。「家族」をめぐる法的問題の複雑さを、欧米家族法との比較をはじめ、家制度、明治民法、憲法24条の成立、戦後民法改正の歴史から解き明かす。
日本の「伝統的家族観」を問いなおす一冊!
著者
木村草太(きむら・そうた)
1980年生まれ。東京都立大学教授(憲法学)。専門は平等権、差別されない権利。著書に『平等なき平等条項論』(東京大学出版会)、『キヨミズ准教授の法学入門』(星海社新書)、『憲法の創造力』(NHK出版新書)、『憲法という希望』(講談社現代新書)、『自衛隊と憲法』(晶文社)、『憲法学者の思考法』(青土社)、『「差別」のしくみ』(朝日選書)、『憲法』(東京大学出版会)、『憲法の学校』(KADOKAWA)など多数。
発売日
2026/07/27
版元
青土社
25.『オデュッセイア』入門
概要(版元ウェブサイトより引用)
世界最古の冒険叙事詩、『オデュッセイア』。知恵の英雄の奇想天外な放浪の旅路は、なぜひとびとを惹きつけるのか?その奥深い魅力と謎、張り巡らされた仕掛けを読み解く、入門書の決定版。
著者
松村 一男 (マツムラ カズオ) (著)
1953年、千葉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。和光大学名誉教授。著書に『神話学入門』『比較神話学』『女神誕生』『神々の構造 』『世界のはじまりの神話学』 等。
沖田 瑞穂 (オキタ ミズホ) (著)
1977年、兵庫県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程修了。和光大学教授。専門はインド神話、比較神話。著書に『マハーバーラタ入門』『災禍の神話学』『盗む鳥、死の犬』等。
発売日
2026/07/28
版元
河出書房新社
26.共異体の人類学
概要(版元ウェブサイトより引用)
共に生きる、を問う。
多元化・多中心化する転換期の世界において、〈共同体〉という原理で社会を捉えることが難しくなりつつある――異なる存在が異なったまま形成されるような〈共同体〉のオルタナティヴの集合体を、私たちは想定することができるだろうか?
人類学者としてインド・ネパールや日本の東北地方を中心に各地でフィールドワークを行なう一方で、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展に参加するなど実践的に芸術に取り組む著者が、〈共同体〉に代わる原理として〈共異体〉を提唱する。人類学と芸術を往還しながら、その概念を再創造し拡張することで、〈共異体〉の人類学的理解の地平を拓く。気鋭の人類学者による待望の初単著。
著者
石倉 敏明 (イシクラ トシアキ) (著)
1974年東京都生まれ。中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程単位取得満期退学。多摩美術大学芸術人類学研究所助手、明治大学野生の科学研究所研究員などを経て、現在、秋田公立美術大学美術学部アーツ&ルーツ専攻教授。専門は芸術人類学、神話学。共編著に『〈動物をえがく〉人類学――人はなぜ動物にひかれるのか』(岩波書店)、『Lexicon 現代人類学』(以文社)、共著に『野生めぐり――列島神話の源流に触れる12の旅』(淡交社)など。2019年、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示《Cosmo–Eggs|宇宙の卵》に参加。
発売日
2026/07/29
版元
作品社
27.コロナ下の都市環境とアメニティ
概要(版元ウェブサイトより引用)
ウィズ コロナ、ポスト コロナ、必読の1冊。なぜ今、都市環境を考えるのか。なぜ今こそ、アメニティか。 環境倫理の第一人者・吉永明弘(法政大学教授)と、現代ヨーロッパの社会・文化の諸課題に卓越した筆致で切り込む穂鷹知美(スイス在住)による共著。
著者
吉永明弘・穂鷹知美 著
発売日
2026年7月
版元
環境問題出版
Information
一般社団法人デサイロは、人文・社会科学分野の研究者と協働し、イノベーション創出や新たなる社会制度の提案を行うアカデミックインキュベーター/シンクタンクです。
企業・大学の研究/実装プロジェクトの立ち上げや運営支援、「人と社会への深い理解」に根ざした未来洞察やコンサルティングサービスの提供、知の拠点や共創の場づくり、自社レーベル/メディアの運営、アートフェスティバルのプロデュースなど、研究と多分野のかけ合わせによるプロジェクト創出を通じて、「知の創造と流通」を支えていきます。
■3つのソリューション
デサイロでは企業・大学向けに以下3つのソリューションを提供しています。
Academic Incubation|企業・大学の研究/実装プロジェクトのインキュベーション
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